日本橋七福神めぐりのうちの1社、日本橋の椙森神社(すぎのもりじんじゃ)の紹介です。 椙森神社は、宝くじの起源とされる富くじを讃える富塚があります。
椙森神社の御由緒
椙森神社の始まりは、この場所が、平安時代に平将門の乱を鎮めるために藤原秀郷が戦勝祈願をした場所だったことが由来となっています。
室町時代には、雨乞い祈願のために伏見稲荷の五社の神の分霊を迎え、厚く信仰した神社でした。
しばしば、江戸城下の火災で寺社が焼失した際に、その再建費用のために富興行(富くじを発行すること)もこちらで行われ、江戸庶民に親しまれていました。
椙森神社の御祭神・ご利益
御祭神
境内に、御祭神の案内看板がありました。
- 倉稲魂大神(うがのみたまのおおかみ)
- 素戔嗚大神(すさのおのおおかみ)
- 大市姫大神(おおいちひめのおおかみ)
- 大己貴大神(おおなむちのおおかみ)
- 四大神(しのおおかみ)
- 恵比寿大神(えびすおおかみ)
四大神、読み方は「よんだいしん」ではなく「しのおおかみ」と読むようです。
四大神は、1柱の神の名という説や、4柱の女神の総称という説など諸説あるそうです。
ご利益
案内看、御祭神をまとめていくと、商売繁盛、豊穣、福徳開運等のご利益がありそうですね。
椙森神社の境内写真
では、鳥居をくぐって参拝開始です。
鳥居をくぐってすぐ左側に手水舎がありました。
こちらの手水舎はセンサー式になっていて、近づくと自動的に水が出てくる仕様でした。
こちらが椙森神社の拝殿です。
白を基調とした拝殿って珍しくないですか?白塗りの拝殿、キレイですね。
拝殿の横には御由緒書きがありました。御由緒書きの後ろには授与所があります。
くじ入れと御朱印帳の案内看板です。
くじ入れ、金色バージョンのものは売り切れているようですね。あくまでイメージですが、紫バージョンよりも宝くじ当選率が高そうな気がしますねwくじ入れを買った皆さんもおそらく同じことを考えているんじゃないかな?
こちらは神楽殿ですね。こちらも白を基調としています。
椙森神社はもう一つ鳥居があり、こちらからも出入りができます。
帰りはこちらから出て、参拝を終了しました。
椙森神社の富塚
手水舎のすぐ横には、江戸時代の富くじを記念して建立された富塚があります。
塚の前に立ち、しっかりと!心をこめて!入念に!ご祈願してきました。
こういった、富塚を記念した石碑は他にはないと言われていて、日本で唯一とのことです。
富くじは江戸時代の庶民の楽しみのひとつで、椙森神社の富塚は庶民の心の記念として大正時代に建立されました。
かつての石碑は関東大震災の際に倒壊してしまいましたが、その後、昭和28年に再建されて今に至っています。
椙森神社の御朱印
椙森神社の御朱印は2種類です。
いずれも500円で、拝殿横の授与所でお受けできました。
こちらが椙森神社の御朱印です。
参拝日はちょうど節分の日だったので、節分祭の文字が入っていますね。
こちらは日本橋七福神めぐりの恵比寿神の御朱印です。
椙森神社の所在地・アクセス
所在地 東京都中央区日本橋堀留町1-10-2
アクセス
- 東京メトロ日比谷線「人形町駅」から徒歩5分
- 東京メトロ日比谷線「小伝馬町駅」から徒歩5分
- 都営浅草線「人形町駅」から徒歩5分
宝くじの神社ということもあって、参拝の数日後に期待を込めてスクラッチを買いましたが全てハズレでした…。
参拝の当日にスクラッチや宝くじを買っていれば大当たり確実だったハズなのに残念ですw
また、参拝して初めて知ったのですが、椙森神社は江戸時代には江戸三森とも呼ばれていて、江戸庶民からあがめられていたそうです。
江戸三森とは、こちらの椙森神社と、秋葉原近隣の柳森神社、新橋の烏森神社の3社のことをいいます。
神社名に「森」という字が使われていることから、こう呼ばれていたようですね。
たまたまですが、すでに私は他の2社を参拝していましたので、ちょっとばかり運命を感じました。
実はもう一社、恵比寿様を祀る寳田恵比寿神社という神社が近くにあり、こちらも日本橋七福神めぐりとあわせて参拝される方が多いので、ぜひ参拝してみてくださいね!