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東京都新宿区【成子天神社】で富士塚登りとプチ七福神めぐりを楽しむ!珍しい、神代文字の御朱印もありますよ

新宿の成子天神社(なるこてんじんじゃ)の紹介です!成子天神社は青梅街道に面した都会のど真ん中に鎮座する神社です。古い歴史や由緒はありますが、境内は平成26年に新しく造営され近代的な造りとなっています。また、境内には新宿区内では最も大きい富士塚があり、さらには境内だけで七福神めぐりもできる、注目スポットの多い神社です。また、御朱印は珍しい、神代文字で書かれたものもいただけます!

 

御由緒

成子天神社の鎮座する周辺はその昔、柏木村鳴子と呼ばれていて、もともとは天照大御神を祀る大神宮が鎮座していました。なお、大神宮は現在でも境内に鎮座しています。

平安時代の延喜3年(903年)、九州の大宰府で菅原道真公が亡くなられたという報せを受けた家臣の佐伯と斎宮は非常に悲しみ、その徳を慕い、平安京より、道真公の生前に彫られた像を柏木村に持ち帰りました

そしてこの地を菅原道真公の神社の神域として、平和と文道の神としてお祀りしたのが成子天神社の始まりとされています。

その後、徳川三代将軍の徳川家光から春日局にこの地が与えられました。春日局といえば、家光公の乳母であり、大奥の権力者として有名ですね。

その春日局の勧請により、天満天神社として社殿が造営されました。

さらに明治27年(1894年)には成子神社、昭和3年(1928年)に現在の成子天神社と改称された経緯があります。

戦災により社殿が消失しましたが、昭和41年(1966年)に再建等を経て、平成26年(2013年)に新たに社殿等を建築しました。

平成26年といったら、まだまだ最近ですね!どうりで鳥居も社殿もピカピカなわけです。

御祭神

成子天神社の御祭神は学問の神、菅原道真公です。

さらに富士山信仰の神である木花咲耶姫や、もともとこの地に鎮座していた大神宮の天照大御神、さらには七福神など、何柱もの神を祀っています。

参拝記録

では、成子天神社の参拝開始です!

成子天神社へのアクセスは丸ノ内線の西新宿駅が最も近いです。

私は、1つ前に参拝した十二社熊野神社から歩いて、10分ほどで到着しました。

鳥居・表参道

こちらが成子天神社の社標表参道です。

成子天神社は青梅街道という大きな通りに面していて、さらに両脇をマンションや店舗で囲まれています。

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少し進み、こちらが鳥居です。

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地面に石の扁額がありました。かつての鳥居に用いられていたものでしょうか。

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こちらが手水舎です。

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道真公を祀る天神社ということで、梅鉢の紋が刻まれていますね

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立派な楼門です。両側には風神雷神が祀られていました。

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楼門をくぐって両側には神楽殿御輿庫がありました。

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ガラス張りになっていて近代的な造りですね。
特に御輿庫はガラス張りになっていると中の御輿が見えてありがたいです。

拝殿周辺

 楼門をくぐって正面、拝殿へ向かいましょう。

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天神社なのでもちろん撫で牛もあります。

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実は10月に某資格試験を受けるので、合格祈願として最近は天神社を多めに参拝して撫で牛を撫でまわってますw

なので試験勉強の関係でブログ記事更新が遅れがち…(←言い訳)

 

御神木の夫婦公孫樹(めおといちょう)です。夫婦一対として境内の中央に雌木、富士塚の側に雄木が植えられています。

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こちらは雌木です。富士塚近くの雄木の写真、撮りそこねました…。

 

そしてこちらが成子天神社の拝殿です!朱塗りがキレイですねぇ。

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神楽殿、御輿庫と同様、ガラス張りになっていました。

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まだ参拝したことはないのですが、同じく新宿区に鎮座する赤城神社もガラス張りの社殿だそうです。だんだんとガラス張りタイプも増えていくんでしょうか。

 

朱色とのコントラストで、青や白の模様も映えてキレイです。

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拝殿に向かって左側には7つの力石もありました。

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富士塚

参拝を済ませた後は楽しみにしていた富士塚へ!

富士塚というのは、古来から富士山は信仰の対象とされており、その富士山を模して造られた人工の山です。

ちなみになんで楽しみにしていたかというと、先日からアニメ「ヤマノススメ」シリーズを観はじめて、山、とりわけ富士山登ってみたいなぁと思っていて…。

で、リアル富士山登るには時間も道具もないぞ、ってことで考えた末に富士塚登ってみようということになりましたw

 

さて、わりとどうでもいい前置きはさておき、富士塚へは拝殿の横、北参道を通って向かいます。

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富士塚入り口には鳥居がありました。

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鳥居をくぐると、富士山信仰の象徴、浅間神社が祀られています。

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さらに、浅間神社の主祭神、木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)の像もあります。

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そしてこちらが富士塚です!

成子天神社の富士塚は、本物の富士山の溶岩を用いて造られています。

高さは約12m新宿区内の富士塚では最も大きいものです。

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ぐるっと周りながら登りますが、わりと階段が険しいので注意してくださいね。

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山頂に到着!山頂には浅間神社?の祠があります。

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山頂からぐるっと周りをみてみましたが、思ったより高く感じます!

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 しばらく山頂を満喫して、次は摂末社を参拝していきます。

 

摂末社

社殿にむかって境内の左側には、摂末社が祀られていました。

こちらは井戸と社を併せて水神宮です。

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祭神は水波能女命(みずはのめのみこと)で、井戸の神として祈雨や止雨のご神徳があると言われています。

 

こちらは鳴子稲荷神社です。

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祭神は宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)で、農耕、商売繁盛、現世利益の神です。

 

こちらの大神宮は、道真公を祀るよりも以前からこの場所に鎮座していたと言われています。

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祭神は天照皇大神(あまてらすのおおかみ)で、最も地位の高い神として崇拝されています。

 

そしてこちらが大鳥神社です。

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 祭神は日本武命(やまとたけるのみこと)です。

 

七福神めぐり

成子天神社の境内には七福神の石像が祀られているので、お手軽に七福神めぐりが楽しめます。

皆さんわかりやすい場所にそれぞれ祀られているので、境内をひととおり周ると自動的に七福神めぐり完了ですw

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御朱印

通常タイプ

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こちらは片面の通常の御朱印です。

追記:神代文字タイプ

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再度参拝した際にいただいた、書き置きの見開きタイプの御朱印です。

なんとこちらは、漢字が中国から伝わる前の古代日本で使われていたといわれる、神代文字によって書かれています!

周りに描かれているのは、鷽(うそ)の木彫りです。

なぜ鷽が描かれているのかというと、全国の天満宮・天神様では、鷽=嘘に通じることから、前年にあった悪いことを嘘として、今年は良いことがおきることを願って行われる神事があることに由来しているんだと思います。

所在地・アクセス

所在地  東京都新宿区西新宿8-14-10

アクセス

  • 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」1番出口より徒歩2分
  • 都営地下鉄大江戸線「都庁前駅」E2出口より徒歩8分
  • JR「新宿駅」より徒歩11分
  • 西武新宿線「西武新宿駅」より徒歩12分

 

 

以上、新宿区の成子天神社の紹介でした!

富士塚に登ることを目的として参拝しましたが、思いがけず七福神めぐりまで楽しめてちょっと得した気分になりましたw

境内は平成26年に新たに造営したということで、いたるところが新品ピカピカ、さらには社殿や神楽殿がガラス張りになっていました。

個人的には建てられて何百年も経つような古ーい社殿のほうが風情があって好きですが、実際に参拝してみると、都会のど真ん中に鎮座する成子天神社には、こういった近代的な造りもマッチするなぁと思いました!

西新宿駅からすぐ、また、各路線の新宿駅からも歩いていける距離ですので、近くに寄った際にはぜひとも参拝してみてくださいね。