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鳥居の前を江ノ電が通る!神奈川県鎌倉市坂ノ下【御霊神社】は人気のフォトスポット!

春の陽気に誘われて鎌倉散策へいってきました!今回は御霊神社(ごりょうじんじゃ)の紹介です。御霊神社は権五郎神社とも呼ばれ、平安時代のこの地域の領主である鎌倉権五郎景政公を祀っています。御霊神社の鳥居の目の前は江ノ電が通っていて、フォトスポットとしても人気があります。

 

 

御由緒

御霊神社の創建は平安時代の後期とのこと。

御霊神社の名称の由来ですが、もともとは五霊神社と表されていたそうです。

これは関東を管轄していた平氏五家(大庭梶原長尾村岡鎌倉)の先祖を祀る五霊神社がまず建てられたことからはじまり、その五霊と同音であるため「御霊」に移り変わっていったそうです。

御祭神

御祭神は桓武天皇の末裔平氏の出身である鎌倉権五郎景政(かまくらごんごろうかげまさ)公といい、鎌倉湘南地帯を開拓した人物です。

また、こちらの御霊神社は権五郎神社と呼ばれることもあり、御祭神が5家の祖霊のうち武勇の誉れ高い景政公1柱のみにいつしか変わっていったためです。

参拝記録

御霊神社へ向かっていきます!

御霊神社へは江ノ電の長谷駅から徒歩5分ほどで到着です。

和菓子の「力餅家」さんが目印で、ここを曲がると鳥居が見えてきます。社号標もありますね。

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ちなみにこの力餅家さん、創業300年の古い歴史をもつ、鎌倉で有名なお店です!

以前御霊神社を参拝したときは立ち寄ったんですが、今回は寄りませんでした。

次回はまた立ち寄って、お土産買おう。

 

道を曲がったところです。奥に見えるのが御霊神社の鳥居ですね。

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鳥居

鳥居の前に到着しました!鳥居の目の前を江ノ電が通っています。

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この御霊神社前の踏切、鎌倉を舞台としたアニメでも背景としてもよく使われています。

私が観たことあるアニメで言うと、「セイクリッドセブン」や「ハナヤマタ」というアニメで背景として使われていました。

あぁ~、セイクリッドセブンもハナヤマタも、面白かったなぁ…。

セイクリッドセブン、ざっくりいうと変身バトルものの作品で、2011年の放送だったんですがいまだに2期の製作を願っています。まだ謎が残ってるんだよ…SPちゃんの正体とか…。

そういえばSPちゃんの好物、上記の力餅家さんの力餅でしたねたしか。

 

でも、様々なアニメで一番多く使われているのは鎌倉高校前の踏切ですかね。

特にスラムダンクなんて最も有名なんじゃないでしょうか?

鎌倉高校前の踏切も当日通りましたが、撮影している方が20~30人ぐらいは居て、アニメでよく見かけるような見晴らしのいいスッキリとした場面は撮れないですw

 

鳥居をくぐって撮影したものですが、鳥居の後ろを江ノ電が通過するシーン、絵になりますね。

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鳥居のすぐ横には手水舎、その後ろには授与所があります。

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手水舎のすぐ横には、御神木たぶの木があります。

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樹齢は約400年の立派な木で、市の天然記念物に指定されています。

 

鳥居周辺には境内社として稲荷神社と、

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秋葉神社が鎮座しています。

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秋葉神社は火之迦具土大神(かぐつちのおおかみ)を祀っていて、火之迦具土大神は防火防災の神とされています。

この地域で明治22年に大火事が発生し村の大半が焼失したことから、静岡県の秋葉神社から分霊を移し、守護神として祀るようになったそうです。

 

御霊神社は、鎌倉江ノ島七福神のうち福禄寿を祀る神社でもあります。

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拝観料は100円で、内部にはお祭りで使用される、福禄寿のお面等が展示されています。

 

拝殿

では、拝殿へむかっていきます。

拝殿手前の桜がちょうど見頃で参拝していて心地よかったです!

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こちらが御霊神社の拝殿です!木造の落ち着いた造りですね、鎌倉!って感じがします

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当日は扉が開いていて、内部も見えました。

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扁額は御霊神社ではなく鎌倉権五郎神社となっていました。

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彫刻も美しいです。龍の彫刻ですかね。

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お賽銭箱には矢をモチーフにした社紋が刻まれています。

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この社紋が鎌倉権五郎景政公の家紋なのかなーと思います。御朱印にも同じ家紋が押されていました。

 

唐突の「令和」。ついに新元号が発表されましたが、新元号から始まる新しい時代はどうなるんでしょう?良い時代になってくれるといいんですねぇ。

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ちなみに私は昭和生まれですが、平成生まれの子にもジェネレーションギャップを感じつつあるのに、令和生まれの子なんて、もう別の生き物レベルになってしまうのでは…。昭和生まれのおじさんにも、優しくしてw

 

拝殿の手前には、景政公が弓を立てかけたとされる松の古木もありました。

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摂末社

 拝殿向かって右側には多くの摂末社が鎮座しています。

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こちらは石神神社の祠です。

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かつて御霊神社の前方の浜にあった巨石に多くの船が座礁、多くの人命が失われたそうです。

そこで、その巨石を曵き上げ、その上部を海上安全の神として祀ったのが石神神社です。

 

石神神社の祠の後ろには大きな岩がありましたが、これがその当時の巨石?

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石神神社の左側、金刀比羅社です。

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金刀比羅宮も海上安全を信仰としています。

 

続いて石神神社の右側、地神社の祠です。

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地神社はこの近隣の地域の農業、 開墾、開拓の守護神として祀られています。

 

こちらは御嶽社を中心とした、石碑郡です。

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御嶽社は国常立尊、大穴牟遅神、少彦名神を祀り、殖産興業のご神徳があります。

こちらは第六天社の祠です。

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第六天社は防塞の神とされる面足尊(おもたるのみこと)と訶志古泥神(かしこねのかみ)を祀っています。

 

こちらは祖霊社です。戦争で命を落とした、この地域の出身者23柱を祀っています。

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こちらは袂石(たもといし)と手玉石(てだまいし)と呼ばれる石です。

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こちらはそれぞれ、60kg105kgの重さがあるそうです。
この石を景政公は手に持ち、袖の下に入れたと言い伝えがあるそうです。

…うーん…、絶対ムリでしょ武将はすごいな!

御朱印

御霊神社でいただける御朱印は3種類です。

いずれも300円でいただくことができました。

 

こちらは御霊神社の御朱印です。

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鎌倉江ノ島七福神の福禄寿の御朱印です。

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最後に、御祭神の鎌倉権五郎景政公の御朱印です。

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なお、同じく鎌倉に鎮座する佐助稲荷神社の御朱印もこちらでいただけます。

しかし、いただきかたが特殊で、佐助稲荷神社で押印を、御霊神社で墨書をしていただくという、2社を参拝して御朱印を完成させるという方式です。

佐助稲荷神社が先でも御霊神社が先でも構わないそうですが、当日、もしくは翌日中両社とも参拝した方に限るそうです。

 

所在地・アクセス

所在地  神奈川県鎌倉市坂ノ下3-17

アクセス

  • 江ノ島電鉄「長谷駅」から徒歩5分

 

以上、鎌倉市の御霊神社の紹介でした!

御霊神社は鳥居の目の前を江ノ電が通る、なんとも絵になる神社でしたね。

私は以前、1年半ほど前に鎌倉江ノ島七福神を巡拝したことがあり、御霊神社への参拝は2回めです。

その時は鎌倉江ノ島七福神の全ての寺社を徒歩で巡るという(しかも夏)、なかなか大変なチャレンジ中に参拝したため、じっくりと参拝したのは今回が初めてでした。

その頃はまだ寺社巡りを始めてまだ数ヶ月ぐらいだったので、神社のどこを見たらいいのか、これはどういう意味なのか等々わからないことだらけだったのですが、多少はレベルアップしたんですかね。細かいところまで詳しくみて、御霊神社を味わうことができたと思います。

今回は桜も見頃でしたし、季節によって色々な風景を楽しむことができそうですね。

特に、あじさいの時期には江ノ電とあじさいを一緒に撮れるということで写真好きな方に非常に人気があるそうです。

また、アニメにも背景としてよく使われていることもあり、ちょっとした聖地巡礼気分も味わえて楽しく参拝できました!