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家康公の寿像を祀る勝運ご利益の神社、東京都港区【芝東照宮】への参拝

今回は東京都港区の芝東照宮(しばとうしょうぐう)に参拝してきました。テレビでたまたま「東京都港区の芝公園では桜がちょうど見頃を迎えました」 なんて聞いたら、行くしかない!芝東照宮は徳川家の菩提寺である増上寺のすぐ近くに鎮座し、家康公の寿像を御神体として祀っています。

 

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芝東照宮の御由緒

芝東照宮の御神体は、徳川家康公が自ら駿府城において祭儀をなされた寿像(じゅぞう)で、当初は増上寺の境内に祀られていました。

寿像というのは、その方が生存中に作っておく肖像彫刻をいいます。

徳川家康公はこの御神体を、「増上寺に鎮座させ、永世国家を守護なさん」と仰せになり、増上寺に祀るように遺言をしていました。

その後、明治初期の神仏分離のため、増上寺から分かれ、東照宮を称し、この御神体を本殿にて安置、奉斎されるようになりました。 

なお、この御神体の寿像は、1963年に東京都の重要文化財に指定されています。

社殿は、1945年に戦災により御神体と天然記念物の公孫樹を除いて焼失してしまいましたが、1969年に再建されて今に至っています。

芝東照宮の御祭神・ご利益

御祭神

東照宮といえば、もちろん徳川家康公が御祭神ですね。

ご利益

公式ホームページ等にはご利益の紹介はなかったのですが、家康公の歴史上の活躍等を考えると、勝運のご利益がありそうですね。

芝東照宮の境内写真

鳥居をくぐって参拝開始です。参道の左右は、月極駐車場になっているようです。

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参道を進み階段の先には、拝殿が見えてきます。桜もキレイでした。

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階段を上がり少し進むと、右側に手水舎がありました。

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色の剥げ具合といい、千社札といい、歴史を感じました。

 

 こちらが芝東照宮の拝殿です。幕や装飾に、徳川家の葵の御紋が入っていますね。

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お賽銭箱にも、葵の御紋が刻まれています。

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それでは、境内の散策開始です。

拝殿向かって右側の、柵の奥にある桜が見事でした。ホント、来て良かったです!

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なにやら由緒ある樹木のようですが、文字がかすれて読めません…。

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詩や俳句の刻まれた石碑もありました。

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拝殿向かって左側に、芝東照宮の社務所があります。

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社務所の横には、御札などが並べて展示されている建物がありました。

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本日は無人のようでしたが、日によってはこちらで御札やお守りの授与をされているんでしょうか。

 

社務所の近くには古井戸がありました。

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なにか由緒があるのでしょうか?こちらも案内板がかすれていて…

 

小1時間ほどじっくり境内を参拝し、芝東照宮を後にしようと思ったところ、鳥居からみて手水舎の手前に御神木のイチョウの樹がありました。いやぁ、気づいてよかったです。

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説明書によると、こちらのイチョウはとても由緒のある御神木のようです。

芝東照宮は、以前は増上寺安国殿と呼ばれていましたが、神仏分離により増上寺から切り離されて東照宮となりました。

このイチョウは、寛永18年(1641年)に安国殿の再建に際し、徳川家三代将軍徳川家光が植えたものと伝えられています。

昭和5年(1930年)には史跡名勝天然記念物保存法に基づき国の天然記念物に指定されましたが、昭和27年の文化財保護法の改正の時に、国の指定は一旦解除されました。

その後、昭和31年に東京都の文化財保護条例に基づき、東京都の天然記念物に指定されて現在に至っています。

 

芝東照宮の御朱印

こちらが芝東照宮の御朱印です。500円でお受けしました。

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芝東照宮の所在地・アクセス

所在地 東京都港区芝公園4-8-10

アクセス

  • 都営三田線 「芝公園駅」 A4出口からすぐ
  • 都営三田線「御成門駅下車」 A1出口から徒歩2分

 

以上が芝東照宮の紹介でした。

天気もよく、桜も見頃で気持ちよく参拝できました。

鳥居をくぐってすぐ、参道の横は駐車場となっていて、都会の神社感があったのですが、先に進み階段をあがった先は別世界のように樹木や花などの自然が広がっていました。

また、芝東照宮とゆかりの深い増上寺にも、あらためて参拝してきました。

芝東照宮と増上寺は歩いて5分もかからないぐらいの距離にあるので、同日に参拝もオススメですね。 

 

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