私の新年は荏原七福神めぐり(えばらしちふくじんめぐり)からスタートしました!荏原七福神めぐりは東京都品川区内の寺社を対象とした七福神めぐりで、さらに、「もう一つの七福神めぐり」としてアニメ調にデザインされた七福神の授与品もあります。
荏原七福神めぐりとは
概要
荏原七福神めぐりは、品川区内の7つの寺社を対象とした七福神めぐりです。
荏原という地名は万葉集にも名称が登場する、古くからの地名です。
現在の荏原は品川区の一部分の地名となっていますが、かつては荏原郡という武蔵国(東京)内の郡のひとつで、現在の東京都品川区、目黒区、大田区、神奈川県川崎市の一部を含むような大きな地域の名称だったようです。
対象となる7つの寺社ですが、平安時代末期に小山八幡神社、大井蔵王権現神社、鎌倉~室町時代に法蓮寺、上神明天祖神社、不動院東光寺、さらに江戸時代初めころには養玉院如来寺、摩耶寺が創建され、いずれも由緒ある寺社です。
なお、荏原七福神めぐりを運営・管理しているのは、荏原七福神会です。
- 所在地 品川区旗の台3-6-18
- 電話 03-3781-4011
- 代表 法蓮寺住職 渋谷幸道
もうひとつの荏原七福神めぐり
荏原七福神めぐりは、「もう一つの七福神めぐり」としてアニメ調のキャラクターによる七福神めぐりも展開されています!
2015年にキャラクターコンテストを開催し、それによって誕生した七福神キャラクターとなっています。
荏原七福神めぐり公式ホームページより引用
それぞれのキャラクターデザインに、対応する寺社の特徴が盛り込まれています。
わかりやすいところでいうと、弁財天の白蛇(上神明天祖神社では白蛇を神として祀っています)でしょうか。
また、こちらの七福神キャラは趣味の範囲での二次創作は自由だそうです!
イラスト、同人誌、ファンアート、コスプレ等ですね。
なお、商業利用したい場合には、荏原七福神会までご相談してみてくださいね。
もうひとつの七福神めぐりの企画としては、スタンプラリー冊子が各自社にて無料で配布されています。
こちらの冊子はスタンプ台紙になっている他、巡拝の地図や近隣のおすすめ飲食店の紹介も載っているので巡拝の際には手にとってみてくださいね。
スタンプを7つすべて集めると、A5サイズの七福神キャラのクリアファイルがもらえます。
クリアファイルは開催期間(1月7日まで)はすべての寺社で、8日以降は法蓮寺と上神明天祖神社で受け取ることができます。
ちなみに先着1,000名限定です。
実施期間等
実施期間
荏原七福神めぐりは毎年1月1日~7日までは各寺社に受付場所が設けられています。
受け付けの時間帯は10時から16時までです。
また、1月8日以降も巡拝は出来ますが、受付場所が設けられていない寺社もあるそうです。
コース
荏原七福神は品川区の7つの寺社をめぐります。
公式の情報ですと距離は約6.5km、徒歩で約2時間(参拝・休憩時間含まず)となっていて、私も実際に歩いたみて、ほぼその通りの時間がかかりました。
対象となっている寺社は次のようになっています。
- 小山八幡神社
- 摩耶寺
- 法蓮寺
- 上神明天祖神社
- 養玉院如来寺
- 不動院東光寺
- 大井蔵王権現神社
七福神めぐりを効率よくまわろうとすると、①東急目黒線「西小山駅」から小山八幡神社に向かうルートか、②東急大井町線「大井町駅」から大井蔵王権現神社に向かうルートのどちらかになってくると思います。
寺社が密集している感じではないので、他の寺社からスタートすると行ったり来たりでタイムロスがでてしまいます。
授与品
- 七福神色紙 1,500円
- 七福神色紙(金色) 2,000円
七福神色紙は通常の色紙と金色の色紙の2種類です。
私は通常の色紙で今回は巡拝しました。
通常のとは言いつつも、ちょっとピンクがかった色紙でキレイですね。
時期や授与された数量によっては普通の白い色紙になってしまうかも?
こちらの色紙を受けると、一緒に地図もいただけます。
七福神色紙のスタンプをすべて集めると、各寺社で満願記念の七福神絵馬がいただけます。
開催期間中はすべての寺社で、8日以降は法蓮寺で授与されます。
また、満願絵馬のみの授与はしていないとのことなので、頑張ってすべての寺社をめぐりましょう!
- もうひとつの七福神絵馬 1,000円
「もう一つの七福神めぐり」キャラバージョンの絵馬もありました。
こちらは色紙のコンプリートとは関係なく、1,000円での授与です。
- もう一つの七福神キャラシール 各300円
キャラクターシールが各300円でそれぞれ対応する寺社で販売されています。
また、法蓮寺と上神明天祖神社では全種類を販売しているようです。
最初に目にするまではビッ◯リマンシールぐらいの大きさだと思ってたんですよね。300円と聞いてちょっと高いなぁと思っていたんですが、わりと大きめのシール(約10cm四方)だったので、こんなもんかなと納得してすべてコンプリートしました。
うーん、思わず集めたくなっちゃうよね、オタクの性だわ…w
巡拝コースの各寺社紹介
荏原七福神めぐり、私は東急目黒線の西小山駅からスタートしました。
ちなみに巡拝日は平成31年1月1日、元日です。
昨年は多摩川七福神めぐりを巡拝したんですが、元日に七福神めぐりをするのが毎年恒例になりそうw
小山八幡神社(大國天)
西小山駅から歩いて約10分、大國天を祀る小山八幡神社に到着です!
こちらの交番の横の道を進むと階段・鳥居が見えてきます。
小山八幡神社は品川区で一番の高台(標高35m)に鎮座していて、境内からの見晴らしは、品川百景に選ばれているそうですよ。
小山八幡神社は鎌倉時代頃の創建とのことですが、そのころはもっと遠くまで景色を望めたんでしょうね。
「もう一つの荏原七福神めぐり」の冊子に押すスタンプはこういうデザインです。
元日だからスタンプインクも新品のようで、きれいに押せました!幸先いいですねぇ。
スタンプラリーのインクがカスカスだとちょっとテンション落ちますよね?
摩耶寺(寿老人)
次は摩耶寺に向かいます。
摩耶寺は小山八幡神社の手前の交番をまっすぐ進んで約5分で到着です。
摩耶寺に到着!
摩耶寺では参拝者に甘酒やお神酒がふるまわれていました。
七福神めぐりの受付テントのおじさんがテンション高くて面白い方でしたw
お神酒の盃はいただくことができました。ちょっと得した気分♪
荏原七福神の開催期間中は、顔はめができる等身大パネルが設置されています。
でも、一番はじめの小山八幡神社には設置してなかった気がします…。
うっかり見のがしていたのか、まだ時間が早くて設置してなかったのか…。
法蓮寺(恵比寿)
小山八幡神社と摩耶寺は近くに鎮座していたんですが、次の法蓮寺は少し離れた位置にあります。摩耶寺からは徒歩で20分ほどでした。
法蓮寺ではこちらの本堂の中に七福神の受付、スタンプ台が設置されていました。
立派な本堂でしたが、恵比寿様が祀られているのは実はこちらのお堂のようですね。
法蓮寺には恵比寿様の顔はめ等身大パネルがありました。
なんとキャラ版の恵比寿様にもなれちゃうw
上神明天祖神社(弁財天)
次は上神明天祖神社へ向かいました。こちらも法蓮寺から徒歩20分ぐらいですね。
上神明天祖神社はすごい参拝客でした。上神明天祖神社は神社・御朱印関連の書籍にもよく記載されている人気の神社ですからね。
30分ぐらい並びましたが天気が良かったので快適でした。
スタンプは仮設テントがでているので、並ばなくても押すことができるようです。
弁財天さま、めちゃめちゃかわいいw
キャラクターボイスは小倉唯ちゃんと勝手に決めつけましたw
養玉院如来寺(布袋尊)
上神明天祖神社から徒歩約20分、養玉院如来寺に到着です。
上神明天祖神社からの道は、アップダウンがそこそこありました。
スタンプはこちらのお堂でいただけました。内部には5体の大きな如来像が祀られていて圧巻の光景でした!
不動院・東光寺(毘沙門天)
この区間が一番長いですね。養玉院如来寺から徒歩30分、不動院東光寺に到着しました。
こちらのお寺のご住職(?)、ものすごいお話し好きの方のようで、参拝者とかなり気さくにお話されていました。こういうご住職、いいですよねぇ。
大井蔵王権現神社(福禄寿)
荏原七福神めぐり、最後の大井蔵王権現神社に到着!
不動院東光寺からは5分ぐらいで着きました。
福禄寿が祀られているのは、社殿横のこちらです。
無事にスタンプをコンプリート!
クリアファイルもゲット!やったぜ!
こちらは裏面です。
以上、荏原七福神めぐりの紹介でした!
荏原七福神めぐりは、通常の七福神めぐりのほかに、「もう一つの七福神めぐり」としてキャラクター七福神も展開されている、ちょっと珍しい七福神めぐりです。
昨年まわった多摩川七福神もアニメ調の七福神の授与品があったりと、私のようなオタクにも嬉しい七福神めぐりでしたね。
今後もこういった七福神めぐりや、アニメ・ゲームと寺社のコラボが増えていくといいなぁと思います。