神奈川県大井町の未病バレービオトピアの紹介です。ビオトピアは、未病改善のヒントとなるような食事、運動、癒しの体験ができるスポットです。また、施設内のウォーキングコースには日本武尊の祠をはじめとした寺社や石仏があり、森林浴を楽しみながら寺社巡りをすることができます。
未病バレービオトピア
未病バレービオトピアは、㈱ブルックスホールディングスが運営主体となり、神奈川県、及び大井町の協力のもと、神奈川県の西側地域が未病の戦略的エリアであることをアピールするための拠点施設です。
そもそも未病って何?って話ですが、まず前提として、人間の体の状態は「ここまでは健康、ここからは病気」と明確に区別できるものではありません。
ビオトピア公式HPより
未病とは、病気が発症しているとは言えないまでも、軽い症状や兆候がある状態のことを指しています。
例えば、メタボリックシンドロームは、病気とまでは言えないけれど、糖尿病や心臓病が発症するリスクが高い状態と言われています。
未病を改善していくことで、病気になってから病院に行くのではなく、重大な病気自体を防ぐことが大切なんですね。
そういえば、新型コロナでの重症化率は、肥満の方のほうが高いと聞きますよね。
未病改善…、これからの世の中、この考えはすごく大事なんじゃないかな…?
私もコロナ禍でこれまでの生活を見直して、健康を気づかうようになりましたが、未病を意識してこれからも生活していきたいですね。
そして、この未病バレービオトピアは、食事、運動、癒しをコンセプトとして、未病改善の体験ができる施設となっています。
施設内には地元でとれた食材の販売や、健康的なメニューのレストランがあったり、森林浴を楽しめるウォーキングコース、さらには定期的にヨガ体験なども実施されています。
今回私は、森林浴を楽しみながら、コース内に数か所ある祠や寺院、石仏を巡って、リフレッシュしてきました!
散策記録
アクセス
今回、未病バレービオトピアには、私とワイフで行ってきました。
ゆっくりと深呼吸しながら森林浴を楽しんできました。
たまには自然の中で深呼吸しないとね。
ビオトピアには、小田急線の新松田駅からバスで向かいました。
JR東海の松田駅も、徒歩で小田急線新松田駅まですぐなのでお住まいによってはこちらでも大丈夫です。
富士急湘南バスで「未病バレービオトピア」行のバスに乗ると10分ほどで到着します。
バス運賃は大人230円でした。
ここで注意したいのが、バスの本数が1時間に1本程度なので、事前によく調べて何時のバスに乗るか決めてから予定を組んだほうがいいですね。
もしくは、バスの時間を気にしたくないor乗り遅れた場合には、駅からタクシーでもいいと思います(おそらく1,000円ちょっとかかりますが…)。
ビオトピアに到着
バスに乗り約10分、ビオトピアに到着!
こちらがビオトピアのメイン施設となる建物です。
内部には、マルシェと呼ばれる地域の特産品や、野菜、自然食品等といった、健康的な生活のヒントになりそうなものを集めたコーナーをメインに、数件のカフェや飲食店が入っています。
弘法大師像に参拝
ビオトピア建物の入口付近に弘法大師様の石像が安置されています。
こちらの弘法大師様の石像では、なんと御朱印をいただくことができます!
御朱印は、ビオトピアの本社建物で受け付けています。
ご住職がいるわけではないので、書置き、というよりも印刷された御朱印でした。
受付のお姉さんが、直筆ではないからか申し訳なさそうに用意してくださったんですが、そんなことは気にしない気にしない。参拝したことに意味があるんですからね。
そういえば、いただいた御朱印が直筆じゃなかったり、字が下手だったりしてブチ切れる人ってホントにいるんですかね?寺社では心穏やかに過ごしたいですね。
私なんて、御朱印はいただければ嬉しいくらいの気持ちで参拝しているので、限定御朱印をドンドン集めたい!という気持ちがあまりなくなってきました…。
寺社巡りブログやっといてそれはどうなの?とは思いますが、このコロナ禍を経験して、寺社巡りが出来るだけでもありがたいことだと気づきました。
寺社巡りできるだけで、満足ですね。
ミドルコースを散策
では、森林浴を開始していきます!
ビオトピアの散策コースではショート、ミドル、ロングの3種類がモデルコースとして示されていますが、はじめにミドルコースを歩いてみます。
ミドルコースの最奥には、日本武尊を祀った祠と、大きなスダジイの樹があるので、そこを目指します。
なお、注意事項としては、コースに入ると売店や自販機は無いので、飲食物は持参したりマルシェ内で購入してから散策開始しましょう。
夏場の暑い時期だと、熱中症になりかねないですからね。
あとは時期によっては虫よけスプレーでしょうか。
ミドルコースの入口は、本社ビル側へ少し戻ったところにあります。
各コースの案内板もあるので、よく確認してから進んでいきましょう。
人っ子一人いない自然の中を進んでいきます(厳密にいうとワイフが横にいます)。
これはもうマスクいらないな…、いい空気を吸い込みながら散策しますね。
コースの道中では、箱根の山や足柄山の景色を眺めることができます。
日によっては、富士山も見えたりするらしいですね。
丁寧に管理された花やハーブを楽しめます。
縄文時代のストーンサークルも注目ポイントの1つです。
最明寺を参拝
厳密にいうとビオトピア施設内ではないんですが、コース途中から最明寺というお寺にも参拝できます。
参拝できますけど…、道がわかりずらい!w
かろうじてわかる道を、おそるおそる下りてみました。
足場が不安定な下り道です。これは転ばないように注意しないと…。
なお、ワイフは途中で転びそうになりました。
下りきったところには堰があり、小川が続いていました。
墓地が見えてきたので、もうすぐ到着です。
道が合っているかちょっと心配だったので、ここでようやく一安心できました。
最明寺の案内看板から、ゆっくりと下ってきて10分ほどだったと思います。
本堂に参拝し、一通り境内を見てまわってからまた同じルートでビオトピアへ戻りました。
御朱印もいただけるようなのですが、到着した時にちょうど法要が始まったところだったので、また後日、改めて参拝したいと思います。
大和武尊の祠
ビオトピアのコースに戻って、さらに奥を目指します。
コース前半は庭園を散策といったイメージでしたが、コース後半はハイキング色が強くなってきましたね。
吾妻社の案内板がありました。
吾妻社には日本武尊を祀る石の祠と、日本武尊の妻である弟橘媛の石像があります。
眺望の広場からの眺めです。
良い眺めなんですが、う~ん、本社ビルがちょっと邪魔かな~。
鎮守の森に入り、もうすぐ最奥部の吾妻社に到着です。
だんだんと、空気が変わってきた…ような気がします…!
こちらが日本武尊を祀る石の祠ですね。小さいながらも威厳がありますね。
そして祠の横のスダジイの巨木も見事!
こちらは、弟橘媛の石像でしょうか。
最奥部の日本武尊の石祠に参拝できたので、ビオトピア建物へ戻ります。
戻るルートは来た道をそのまま戻ってもいいですし、舗装された道もあるのでお好みでどうぞ!
ミドルコースの散策時間は、最明寺に途中で寄ったりもしたので正確ではないのですが、すんなりと行けば30~40分だと思います。
ロングコースを散策
お昼休憩をとって、次はロングコースを歩いてみました。
なお、お昼は施設内部の幸修園さんで、おにぎりのセットを食べました。
おにぎり、味噌汁、ひじきといった、和風で健康的な組み合せのセットです。
ミドルコースで少々疲れた体に染み渡る…。
ロングコースは、ビオトピア建物の反対側の出入口からスタートです。
最初の目標は大きな夫婦銀杏(めおといちょう)です。
こちらの大きな夫婦銀杏は、もともとは東京丸の内の皇居前の街路樹でしたが、昭和時代になったころ、地下鉄工事の際にこちらに移植されました。
この自然の中に移植されてどんどん成長して今の巨木となりましたが、そのままずっと街路樹だったとしたら、ここまでは大きくならなかったと考えられています。
次は大きな楠の樹を目指して進みます。
こちらが巨大な楠の木、その名も楠太郎です!
このネーミングセンス、私が育てているガジュマル、埋太郎と親近感がわきますw
楠太郎は、夫婦銀杏のように移植されたものではなく、昭和40年代にこの地域が造成される前からここにあると言われています。
いや~、大きな樹をみると元気がでますよね~。
アスファルト舗装の道はここで終わり、森のみち入口の階段から下りていくと、土の道が続く散策路がスタートします。
視界をさえぎる樹木が無く、山々が良く見えます。
先ほどのミドルコースよりも、こちらのほうが見晴らしが良いかもしれないですね。
基本的には1本道ですが、時々案内板があるので確認しながら進みましょう。
コース終盤には、馬頭観音様が並んでいます。
昔ながらの里山のような風景を横目に、そろそろゴールとなります。
散策した時間は、案内図の通り約70分でした。
ミドルコースから戻った後は御褒美にソフトクリームを食べたり、
カフェサンジャックでオーガニックコーヒーを飲んで、マルシェでお土産に珍しいお茶を買ったりして満足して帰宅しました。
ビオトピア、気に入りました。年に数回きてもいいかもしれない…。
よし、お茶が無くなったらまた来よう!
所在地等
所在地 神奈川県足柄上郡大井町山田300
アクセス他
- 小田急線「新松田駅」から富士急湘南バス「未病バレービオトピア」行き約10分
- JR東海御殿場線「松田駅」も小田急線「新松田駅」へ徒歩圏内です。
- 駐車場有
- 電話番号 0465-85-1120(マルシェ)