東京都大田区の羽田地区で実施されている羽田七福いなりめぐりを巡拝してきました!七福神じゃなくて、七福いなりです。東京都大田区、羽田地区の稲荷社をめぐる企画で、それぞれの稲荷社にご利益が設定されています。
羽田七福いなりめぐりとは
羽田七福いなりめぐりは、昭和63年(1988年)に始まった企画です。
七福「神」ではなくて七福神に見立てた七福「いなり」をめぐるという内容で、東京都大田区の羽田地区の神社をめぐっていきます。
七福神にはそれぞれご利益が定まっていますが、羽田七福いなりでもそれぞれの稲荷に「身体安全」や「開運長寿」などのご利益を当てはめています。
主催は羽田七福いなり会で、事務局は穴守稲荷神社の社務所となっているので、穴守稲荷神社が主体となって運営しているのかなと思います。
めぐった際に思ったんですが、受付対応してくださるのは、穴守稲荷神社以外ではそれぞれの神社の方ではなく、おそらく自治会や青年会の方のようでした。
正月の七福いなりめぐり期間以外は社務所に基本的に無人なイメージです。
それもあってか、わりとゆるーい印象の七福めぐりでしたね。
実施期間
元日から1月5日までの5日間実施されています。
時間帯は、午前9時から午後3時までです。
コース
次の7つの稲荷と、別格としての玉川弁財天の合計8か所をめぐります。
すべて稲荷社ですが、それぞれにご利益が設定させていますね。
- 東官守稲荷神社(身体安全)
- 妙法稲荷神社(招福厄除)
- 重幸稲荷神社(開運長寿)
- 高山稲荷神社(学業成就)
- 鴎稲荷神社(開運招福)
- 玉川弁財天(金運長寿)
- 白魚稲荷神社(無病息災)
- 穴守稲荷神社(航空安全・家内安全・商売繁盛)
授与品
羽田七福いなりめぐりの授与品は、公式集印帳(色紙)です。
色紙といっても、サイン色紙タイプではなく、折り曲げても持ち歩ける厚紙タイプでした。
色紙は200円、各社でのスタンプは各100円です。
なお、持参した御朱印帳に御朱印をいただく場合には各社200円でした。
今回は、昨年の正月に墨田川七福神めぐりをしたり、浦賀周辺の神社めぐりをした友人と一緒に巡拝しましたが、私は色紙で、友人は御朱印帳にいただいていきました。
各スポット紹介
糀谷駅からスタート
羽田七福いなりめぐり、京急線の糀谷駅(こうじやえき)からスタート!
私たちは1月4日にめぐったんですが、そういえば私、元日早々に京急線で横浜金沢区に行ってますね。
これじゃあ京急線沿線大好きな人みたいになっちゃうw(けっこう好きですけど)
東官守稲荷神社
初めの目的地、東官守稲荷神社(とうかんもりいなりじんじゃ)に到着!
糀谷駅からは歩いて10分ほどです。
でも、社号標では萩中神社となっていますよね…。
実は東官守稲荷神社は、萩中神社の境内に鎮座する形となっています。
こちらのお社が東官守稲荷神社ですね。
御朱印やスタンプは、仮設テントでいただきました。
東官守稲荷神社では、七福いなりめぐりのパンフレットをいただきました。
地図も印刷されているので重宝しますよ。
妙法稲荷神社
東官守稲荷神社から徒歩で10分、次の目的地の妙法稲荷神社に到着しました。
社殿向かって右側の建物が社務所となっていて、そちらで御朱印やスタンプをいただきました。
重幸稲荷神社
次の目的地、重幸稲荷神社(じゅうこういなりいんじゃ)は住宅に挟まれた、小さめの境内に鎮座しています。
向かって左側のトタンの建物で七福いなりの受付を行っています。
こちらの建物、社務所と地域の集会所も兼ねてそうな感じですね
前の妙法稲荷神社からは、この区間もだいたい10分ぐらいの距離でした。
高山稲荷神社
重幸稲荷神社からまっすぐ歩いて20分ほどで、次の高山稲荷神社に到着しました。
こちらも、最初の東官守稲荷神社のパターンと同様、天祖神社の境内に稲荷社が鎮座しています。
天祖神社の社殿の左側、こちらが高山稲荷神社ですね。
羽田神社に寄り道
高山稲荷神社から次の鴎稲荷神社(かもめいなりじんじゃ)までの途中、脇道にそれると、航空関係者から篤く信仰されている羽田神社があるのでちょっと寄ってみました。
羽田神社は人気のある神社で、この地域で神社巡りするとしたら今回の七福いなりめぐりのゴールとなっている穴守稲荷神社と、こちらの羽田神社は外せないと思います。
鴎稲荷神社
羽田神社から大通りに戻り、産業道路、首都高速横羽線の下を抜けて進むと、鴎稲荷神社に到着しました。
鴎稲荷神社の手水は少々ユニークでした。
なんと、手押しポンプ式の井戸から水がでてくるタイプです!
玉川弁財天
次は、七福いなりめぐりの別格という枠になっている、玉川弁財天です!
稲荷神社ではないのですが、何故か七福いなりめぐりに含まれている…。
おそらく、一般的な七福神めぐりでは弁財天=金運の神が含まれているのに、羽田七福いなりめぐりには居ないよね…、ということで助っ人的ポジションなのでしょうw
金運って大事だもんな…w
七福稲荷めぐりの受付は、社殿内部で自治会(おそらく)のおじちゃん達が演歌かけながらやってくれていました。
五十間鼻無縁仏堂
玉川弁財天から次の白魚稲荷神社への道は、しばらく多摩川沿いを進んでいきます。
前のほうには羽田空港も見えますね。
途中、住宅に挟まれた形で福守稲荷と呼ばれる稲荷社を発見しました。
稲荷社ですが、ここはいなりめぐり対象外…。
さらに川沿いを進んでいくと、多摩川と海老取川のぶつかる場所にお堂がありました。
こちらのお堂は五十間鼻無縁仏堂といい、関東大震災や東京大空襲の際に漂着された多くの水難者を祀り、供養しているそうです。
こちらにも手を合わせて、先に進みました。
平和の大鳥居
白魚稲荷神社への途中、海老取川にかかる弁天橋を渡ると、穴守稲荷神社の旧鳥居、現在は平和の鳥居とよばれる朱色の鳥居があるので、せっかくなので寄ってみましょう!
こちらの大鳥居はもとは羽田空港のもっと近くにあったそうです。
空港滑走路の整備の障害となることから撤去される計画が立ち上がりましたが、元住民の願いによって、撤去ではなくこちらに移設させることとなったそうです。
白魚稲荷神社
白魚稲荷神社に到着!
玉川弁財天から、他に寄り道しないでくると10分ぐらいだと思います。
こちらの稲荷神社は階段を登って社殿内で御朱印をいただく形式ですが、登りきるまで内部がよく見えないんですね。
で、登りきって賽銭箱の前に立ったところ、目の前に神主(役の青年団のお兄さん)がいてびっくりしましたw
お賽銭すると、大幣(おおぬさ、お祓い棒)でお祓いしてくれます。
本職ではないと思うんですが…ありがたくお祓いしてもらいましたw
穴守稲荷神社
最終ポイントの穴守稲荷神社に到着!
白魚稲荷神社からは徒歩で10分ちょっとでした。
こちらは神社紹介の書籍にもよく載っているような、普段でも人気のある神社なのでけっこう混雑していましたね。
スタンプや御朱印はこちらの社務所・授与所でいただきます。
羽田七福いなりめぐり、色紙コンプリート!
そしてコンプリート記念として粗品(箱ティッシュ)をいただきました!
おそらく先着で数に限りがあるとは思いますが、まぁ…箱ティッシュですし…そんなに必死にならなくてもいいかなw
ちなみに色紙ではなくて御朱印でいただきながら七福いなりめぐりをしても、粗品はいただけました。
羽田七福いなりめぐりは、参拝時間も含めておおよそ2時間ちょっとでまわることができました!
午前中の早い時間にスタート、お昼頃にコンプリート、その後は近隣の寺社に足をのばしてみるのもおススメですね。