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神奈川県横浜市三ツ沢公園内【戦没者慰霊塔】を紹介

新型コロナのせいで外出自粛&ブログ更新を止めておりましたが元気です!きっかり4か月ブログお休みしていましたね。今回は厳密にいうと寺社ではありませんが、横浜市の三ツ沢公園内にある横浜市戦没者慰霊塔を紹介していきます。

 

 

横浜市戦没者慰霊塔とは

神奈川県横浜市、三ツ沢公園内にある戦没者慰霊塔は、西南戦争から第二次世界大戦までの戦争犠牲者2万余柱の御霊を安置するために、昭和28年3月に建立された慰霊塔です。

こちらの戦没者慰霊塔は2本の慰霊塔とその背後の安置堂で構成されていて、左側の折れた塔は大戦での犠牲と破壊を表し、右の塔は日本の将来の発展を表しているそうです。

建設費用については全体額1000万円のうち700万円は市民からの募金によっているそうです。

この金額は建立当時の貨幣価値なんでしょうか?

当時の700万円だとしたら、現在の貨幣価値だと数倍になってますから数千万円…!?

戦後の横浜の皆さんが、どれほど戦争の犠牲者を悼む気持ちが強かったのかがわかりますね。

神奈川縣護國神社

横浜市戦没者慰霊塔が建立されている場所にはこのようなエピソードがあります。

現在慰霊塔がたっている場所は、実は、神奈川縣護國神社が鎮座する予定地だったそうです。

本公園の前身は、昭和14年創建の神奈川県護国神社外苑を昭和17、18年に防空緑地整備事業として整備したものです。空襲で護国神社は焼失しましたが、残された土地は市に譲渡され、それに国有地の無償貸付や周辺の民有地などの取得をあわせて用地を確保、公園として整備を始めました。昭和24年東側地区にバレーボールコートが整備され、第4回国体バレーボール会場としての使用をもって、公園が公開されました

 

横浜市HP三ツ沢公園紹介ページより引用

護國神社というのは、国家のために殉職した人の霊を祀る神社のことをいいます。

神奈川縣護國神社は、昭和20年5月の横浜大空襲により社殿が焼失し、その後再建が果たされなかったという経緯があります。

どの都道府県にも1つは護國神社があるのですが、護國神社がないのは神奈川県だけなのだそうです(東京都は靖国神社)。

再建が果たされないまま、土地が神奈川県から横浜市に譲渡され、現在の三ツ沢公園、戦没者慰霊塔となっています。

訪問記録

アクセス

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三ツ沢公園、横浜市戦没者慰霊塔の最寄駅は、横浜市営地下鉄ブルーラインの三ツ沢上町駅になります。

出口は2つありますが、道路を挟んで向かい合わせなので出やすいほうで大丈夫です。

おススメは1番出口ですね。

ちなみにお隣の駅は三ツ沢下町駅となっていてややこしいので注意してください。上町のほうですよ。

 

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1番出口から出て左へ進むと、三ツ沢せせらぎ緑道という通路があるので、こちらを進んでいきます。

 

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住宅街の中にもかかわらず、ゆったりとした雰囲気の緑道ですね。

ただ、夏場だと両脇の住宅は虫が大量発生して困りそうな気はします…。

 

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所々で案内地図があるので、私のような方向音痴でも安心!

 

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新横浜通りという大きな道路に沿って歩いていくと、公園の入り口に到着です。

駅からだとだいたい徒歩15分ほどでしょうか。

三ツ沢公園に到着

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新横浜通りの市民病院入口歩道橋の手前に、三ツ沢公園の入り口がありました。

 

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公園内の歩道を進んでいくと…

 

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なんと、馬術練習場がありました!

当日はどなたも練習していなかったのですが、練習風景を見るだけでも楽しそうですね。

 

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馬術練習場の横を抜けていくと、第三レストハウスにたどり着きました。

地図があったので、目的地を確認して進みます。

 

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 目的地の戦没者慰霊塔は、第三レストハウスからみると、園内の小路を渡ってテニスコート方面です。

 

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テニスコートまで進むと、戦没者慰霊塔が見えてきました!

戦没者慰霊塔

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子供たちがボール遊びしている広場を抜けて、慰霊塔に近づいてみます。

もともとは、この広場も含めて神奈川県の護国神社が建立される計画だったんでしょうか。

塔の手前の石畳、神社が鎮座する予定だったこともあり、なんとなく参道っぽいですね。

 

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慰霊塔に近づいてみた様子です。

最初の紹介でも触れましたが、左側の折れた塔は大戦での犠牲と破壊を表し、右の塔は日本の将来の発展を表しているそうです。

なお、左の塔は高さ18m右の塔は高さ25mとのこと。

 

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向かって左側の塔には「昭和二十年」の文字が示されています。

昭和二十年というのは、終戦の年ですね。

 

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裏にもまわって塔をじっくりと見てみました。

裏側には建立年と、その当時の横浜市長である平沼氏の名前の石板がありました。

 

 

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慰霊塔のすぐ横には、案内板がありました。

今から25年前に大きな改修があったようですね。

 

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慰霊塔の背面には、戦没者の安置堂があります。

手を合わせて、戦没者の安らかな眠りを祈願しました。

 

 

ちなみに、なんで急に寺社めぐりではなく戦没者の慰霊施設に来てみたかというと、外出自粛が続く中、本を読んだり動画を観たりして、神道や日本の歴史のことをいろいろ学んでいたんです。

日本の歴史を学ぶうえで、戦争のことは外せませんね。

戦争は二度と繰り返してはいけないことですが、日本のために命をかけた人々を敬うことは大事だなと改めて思い、今回こちらに来た次第です。

 

そのあとは、公園内をぷらぷらっと一周しました。

季節ごとにいろんな草花が楽しめそうですねぇ、特に春先。

今年の春は…新型コロナで外出できませんでしたもんね。

今年は桜の季節がぽっかり抜けてしまいました…。

以前記事で紹介した渋谷の金王八幡宮の金王桜を見に行きたかったんですけどね…。

今はまだ油断はできないものの、ウイルスの特性、対処方法がある程度確立されたのもあって、予防しながらの外出は可能となりました。

私も、少しづつ寺社めぐりの頻度を増やしていきたいな~と思ってます!

都会の寺社ではなく、自然豊かであまり混雑しないような、感染リスクの少ない寺社をまずはめぐってみます。

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所在地等

所在地  神奈川県横浜市神奈川区三ツ沢西町3

アクセス他

    • 横浜市営地下鉄「三ツ沢上町駅」から徒歩15分
    • 市営バスor相鉄バス「三ツ沢総合グランド入口」下車
    • 第三京浜道路および首都高速神奈川2号三ツ沢線「三ツ沢」出口下りてすぐ
    • 駐車場あり(有料)