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大船のランドマーク、鎌倉市岡本【大船観音寺】で巨大な観音様を参拝!胎内にも入れます

今回は鎌倉市の大船観音寺(おおふなかんのんじ)の紹介です。大船観音寺は大船駅ホームからもよく見える、大船地域のランドマークともなっている真っ白で巨大な観音像を有する寺院です!そしてなんと、巨大観音像の胎内にも入れます。

 

御由緒

大船観音寺は昭和2年(1927年)2月に、この国を護りたいという信念のもと、金子氏、頭山氏、清浦氏、浜地氏、花田氏ら数人が集い、観音思想の普及のため「護国大観音建立会」の意趣所を作成し、観音像建立費として15万円、付属施設のため5万円を目標金額とする寄付金の募集を開始しました。

この建設費はもちろん当時の貨幣価値での金額で、ざっとネット検索したら現在の貨幣価値は当時の600倍超とでてきましたので、軽く1億2千万円以上ということでしょうか?

これだけ大きな観音様ですからね、それぐらい建設費は必要ですね。

ちなみに、こちらの大船観音像は、実は胸から上だけの胸像です。

当初の計画では約30mの立像となる予定でしたが、地層の関係上、崩れてしまう懸念があったため胸像に変更となったそうです。

寄付を募りながら、昭和4年(1929年)4月に起工式が行われ、工事が始まりました。

しかし、ニューヨーク証券取引所での株価大暴落を起因とした世界恐慌が始まり、寄付金は思うように集まらず、昭和9年(1934年)には工事がストップし、未完成のままなんと23年間も放置されることとなってしまいました…。

そして、昭和20年(1945年)8月に大戦が終結、天皇主義が敗戦により崩壊したことなどの要因により観音像建立の覇気は薄れていってしまいます。

しかし、朝鮮戦争(1950年~1953年)までの特需によって日本は経済力を復興させ高度経済成長を迎えます。

そうしたことから、観音像再建にむけての動きが活発となり、昭和29年(1954年)11月に安藤正純氏、高階禅師、五島慶太氏らを発起人として、財団法人「大船観音協会」が発足しました。

このことから、建立当初の団体である護国大観音建立会、そして世相浄化という目的は消滅ということとなりましたが、大船観音を建立するという動きは再び動き始めました。

大船観音協会も寄付を募って活動を進めていて、その募金趣意をまとめると、大船観世音菩薩を速やかに完成させ、①日本の興隆と世界平和の不動の礎を築く、②さきの大戦に殉じた200有余万の英霊を供養する、というものです。

再開した観音像建立は画家や建築家の設計指導をもとに、工事計画を一新して進めていき、昭和32年(1957年)5月に工事開始し、昭和35年(1960年)4月に工事完了し本尊を奉る落慶式が行われました。

工事の再開からわずか3年、高度経済成長の勢いはすさまじい…!

その後宗教法人となり、昭和56年(1981年)には、神奈川県から寺院として認証をうけて現在にいたります。

宗派

  • 宗派  曹洞宗
  • 山号  佛海山
  • 御本尊 聖観世音菩薩

参拝記録

アクセス

大船観音寺の最寄り駅は、その名の通り、JR線または湘南モノレールの大船駅です。

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駅からの行き方はすごく簡単です。

なんせJR線のホームからはすでに大船観音像が見えてるんでw

寺社巡りしていない頃に大船を電車で通った時に初めてこちらの大船観音像を見かけたんですが、衝撃的でした。

視界に巨大な観音様が入ってきたらそりゃあビックリしますよねぇ。

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もう少し詳しく説明すると、大船駅の改札からでて、観音像方面(西口)へ向かってください。

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コンビニ横に看板がでているので、そこを進むとすぐに参道へ到着します。

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私が出た南改札からは徒歩で5分弱でした。

参道

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こちらが大船観音寺の参道入り口です。

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珍しい、お地蔵様が彫られた三角コーン!

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開門は朝9時、閉門は時期によって異なり、2~10月は16時50分、11~1月は16時20分までです。

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参道を登っていきます。けっこう急坂なんですよね。

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参道途中からは大船の景色を一望できます。

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坂を100mぐらいのぼると、ついに山門が見えてきます。

山門

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こちらの山門は、昭和60年(1985年)に護持会長さんから寄進されたものとのこと

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大船観音は参拝料をお納めして参拝します。

高校生以上は300円小中学生は100円です。

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山門横の受付は当日はどなたもいらっしゃらなかったのですが、参拝客が多い時期には開いているんでしょうか?

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山門をくぐったところです。

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御朱印は左側にある、照心閣と呼ばれる寺務所でいただけます。

実はこちらの照心閣は2階が本堂となっていて、こちらに御本尊の聖観世音菩薩が祀られているそうです。

そうです、と推測になっているのは、参拝した時は大船観音像に参拝して満足してしまったのか、こちらの2階が本堂だと気づかずに参拝を終えてしまったんですよね…。

次回は必ず参拝したいと思っています。

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観音像へと向かう道中には、戦没者の英霊を祀る慰霊碑がありました。

こちらにも手を合わせてから、先に進みます。

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階段をのぼった先に観音様がみえてきましたね!

大船観音像

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ついに大船観音像の足元、ではなくて胸元に到着!

御由緒でも触れましたが、こちらの観音像は立像ではなく胸像です。

駅ホームからは頭部分しか見えていませんでしたが、こういった姿の胸像だったんですね。

胸より上だけとはいえ、いや~、デカい!白い!

ちなみに胸より下は地中に埋まってるっていう都市伝説もありますが、さすがにデマです。

…個人的には巨大ロボ的に機動してほしいですがw

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さらに近づいた様子です。

横からみると、さらに優しそうな顔にみえますね。

胎内

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続いて、ついに観音像の胎内に入ってみます。

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大船観音像には、背中部分から胎内に入ることができます。

ロボでいうとコックピットに乗り込むような感じですね←まだ言うw

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胎内には、千羽鶴、千体仏が祀られていました。

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胎内にはさらに、大船観音像によく似た木調の観音像が祀られています。

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工事再開前の元々の大船観音像は、こちらように男性顔だったようです。

工事計画を一新した結果、現在では女性のような優し顔つきになっていますね。

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その他にも大船観音建立の歴史を解説した写真が多く展示されています。

慈光堂

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観音像向かって左側には下り階段があり、そこから進むと慈光堂というお堂があります。

こちらでは、日曜参禅会という座禅会が行われているとのこと。

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慈光堂から階段をさらに下ると山門方面へつながっていますが、途中、子育地蔵尊や戦没者慰霊碑がありました。

原爆慰霊碑

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境内には、原爆犠牲者慰霊碑が建立されています。

こちらは、神奈川県原爆被災者の会の被爆25年の記念事業として計画されたもので、被災者の会の会長と東急電鉄の関係者が親しかったことから現在地を無償で提供、昭和45年(1970年)に建立されました。

唐突にでてきた東急電鉄ですが、これは、大船観音の完成工事に尽力した大船観音協会の発起人である五島慶太氏が、東急電鉄の創業者だったためと考えられます。

御朱印

こちらが大船観音寺の御朱印です。

 

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中央の文字は白衣観音…と書かれているようですね。

白衣観音とは、大船観音像のことを指しています。

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寺務所では、大船観音グッズを取り扱っています。

ミニ大船観音像かわいいですね、今度参拝した時に買おうかな。欲しくなってきましたw

所在地等

所在地  神奈川県鎌倉市岡本1-5-3

アクセス

  • JR線「大船駅」から徒歩5分
  • 湘南モノレール「大船駅」から徒歩5分
  • 駐車場なし(近くのコインパーキングを利用)
  • 電話番号 0467-43-1561