東京都日野市の高幡不動尊に9月下旬に再訪しました。今回は境内の裏山に祀られた八十八ケ所の弘法大師様像を巡拝することと、彼岸花の観賞を目的としています!
高幡不動尊
高幡不動尊は、東京都日野市にある、真言宗智山派の寺院です。
新選組土方歳三とも関りが深く、新選組ファンの間でも人気のある寺院です。
今回は彼岸花の時期の参拝ですが、アジサイの時期に参拝した際の記事を以前書きましたので、詳しくはこちらをどうぞ!
山内八十八ケ所巡拝
高幡不動尊の境内裏山では、明治42年から山内の八十八ケ所に弘法大師様の像が祀られていて、四国八十八ケ所巡り、お遍路さんを模した体験ができます。
また、山内八十八ケ所巡拝では6月中旬頃はアジサイ、9月下旬頃は彼岸花観賞を楽しむことができます。
お遍路さん、一度でいいから四国まで行って体験したいんですよね~。
これは、寺社巡りに興味を持つ前から思っています。
格闘家、パフォーマンスダンスグループ(WORLD ORDER)の活動、そして今は参議院議員をされている須藤元気さんの本「幸福論」を十年以上前に読んで、それ以来お遍路さんにあこがれを抱いています。
奇抜な入場パフォーマンスや、トリッキーな動きで戦う須藤元気さん、すっごい好きだったんです。 唐突に格闘家引退した時はリアルタイムでビックリしましたが、いろいろな活動を経て今は議員さん。これからも頑張ってほしいですね
参拝記録
アクセス
アクセスに関しては以前の記事でも紹介しているのでサッといきましょう!
高幡不動尊は、京王線の高幡不動駅が最寄りとなります。
または、多摩モノレールの高幡不動駅も隣接しているので、アクセスしやすいルートを選んでくださいね。
京王線高幡不動駅の南口からでるとすぐに参道があります。
参道をまっすぐ進むと、高幡不動尊の仁王門がみえてきます。
高幡不動尊
高幡不動尊に到着!
今回のメインは八十八ケ所巡拝と彼岸花観賞ですが、まずは参拝をしてから。
朝八時に到着したんですが、やっぱりこれぐらいの時間帯のほうが参拝者がほとんどおらず静かで、かつ、新型コロナ感染予防としても密にならず良いですね。
この記事を書いている現時点(令和3年10月上旬)では緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が解除されていますが、対策をしっかりしての寺社参拝や外出を心掛けたいと思います。
また冬になったら陽性者数増えるのかなぁ…。
巡拝開始
山内八十八ケ所巡拝路の入り口は、不動堂に向かって左側にあります。
境内で配布されていた案内図に巡拝路のルートが番号付きで載っているので、これを見ながら巡っていきます。
高幡不動尊の公式ページでも同様の案内図が確認できるので、事前に印刷しておくのも良いと思います。
巡拝路入り口の石段がみえてきました。
こちらが第一番札所ですね。
札所ごとにさまざまな表情の大師様の像があります。
また、四国八十八ケ所巡拝=お遍路さんを模しているので、お遍路の札所が存在する地名も紹介されています。
私は今回、数珠を持ちながら大師様の像に1体1体手を合わせつつ巡ることにしました。
道中には歌碑がいくつかありました。
巡拝路は6月頃はアジサイやヤマアジサイが咲き誇っていますが、すごいカッコよさげな名称のアジサイの品種を発見。「ハイエススターバースト」、必殺技名みたいだw
巡拝路は、このような土の道、もしくは石階段になっていいて、傾斜もそれほどではないので散策にちょうど良いと思います。
ただ、雨の直後はぬかるみがありそうなので要注意ですね。
あとは蚊です、夏~秋にかけては虫対策が絶対必要です(私もけっこう刺されました…)
彼岸花はしばらく登った先に群生地がありますが、道中にもポツポツと咲いていました。
ルートから少しだけ外れますが、見晴らし台があったので寄ってみました。
いや~、まだ少し登っただけの印象でしたが、それでも街並みが良く見えますね~。
方向音痴なので見えている景色がどこ方面なのか定かではないんですがw
第五十七番の札所まできましたが、彼岸花の群生地がみえてきました!
もう少しですね。
第六十五番札所までくると、彼岸花群生地に到着です!
彼岸花群生地
こちらが高幡不動尊の彼岸花群生地です!
山中にぽっかりと広場のようになっていますが、こちらはもともと馬場(馬の訓練場)があったそうです。
彼岸花はこれまでたまたま通りかかった道沿いに咲いているのをみかけるぐらいで、これほどたくさん咲きほこっている状態でじっくりと観賞したことがなかったんですが、本当に美しいですね。
ところで、彼岸花は別名が数百以上あるそうで、今回の巡拝道中でも看板で見かけた、曼珠沙華(まんじゅしゃげ)という呼び名がポピュラーのようです。
曼珠沙華は仏教用語に関わりのあるサンスクリット語が語源で、天界の花という意味があります。
大師堂を目指す
彼岸花観賞を楽しんだので、巡拝路に戻り、第八十八番札所となる大師堂を目指します
馬場跡から少しだけ進んだ場所に、隠れ(?)彼岸花スポットがありました。
奥には石でできた休憩所がありましたが、イス部分が苔むしていてちょっと座るのをためらってしまうと思います。
巡拝路を進んでいくと、高幡城址(たかはたじょうあと)の看板がありました。
階段を登った先が城の本丸址とのことですが、今は広場となっています。
さらに巡拝路を進み、ついに第八十七番札所まで到着。あと1つで結願です。
第八十八番札所は、山をくだり、境内の大師堂の横にあります。
ついに大師堂に到着!
賽銭箱の手前にはお砂ぶみ石があり、これは四国八十八ケ所霊場の砂が収めてあるもので、南無大師遍照金剛と唱えてお参りすると、四国八十八ケ所巡拝と同じご利益があると言われているそうです。
そりゃすごい!とは思いつつも、四国まで本当に行ってお遍路さんしてみたいんですよね。一生に一度でいいので。
そしてこちらが第八十八番札所ですね。手を合わせてお祈りし、結願!
そして、大師様の像にも、(整備された安全な散策路でしたが)無事に巡拝ができたことを報告し、感謝しながら手をあわせました。
ということで山内八十八ケ所巡拝は以上です!
時間としては、彼岸花を観賞する時間を除いていうと、約1時間で巡ることができました。
峠の茶屋あおい
巡拝が終わり、個人的にイチオシお土産店の「峠の茶屋あおい」さんに寄りました。
仁王門すぐ横にあります。
前回は桑の葉茶を買いましたが、今回は「おおまさプリン」を購入。なめらかでおいしかったです♪
おおまさプリンは、高幡不動駅すぐ近くの老舗寿司店「おおまさ」さんが作ったプリンで、数量限定販売なのだそう。
なお、峠の茶屋あおいさんは、おおまささんのグループ店舗のようですね。
御朱印
今回は山内八十八ケ所巡拝をしたので、弘法大師様の御朱印をいただきました。
御朱印所は9時から16時まで開いています。
所在地・アクセス
所在地 東京都日野市高幡733
アクセス
- 京王線「高幡不動駅」から徒歩5分
- 多摩都市モノレール「高幡不動駅」から徒歩5分
- 駐車場有(近隣に有料駐車場も有り)
- 電話番号 042-591-0032
- トイレ有