皆さん、鎌倉名物の鳩サブレー食べたことありますか?私は大好きで、お土産でいただくだけではなく、自分でも買って食べています。今回は、その鳩サブレーを製造販売している豊島屋さんが鎌倉周辺で営業している直営店舗をすべてめぐってみました!
豊島屋と鳩サブレー
鎌倉の鶴岡八幡宮近くに本店をかまえる豊島屋さんは、全国的にも有名なお菓子、鳩サブレーの製造販売を行っている会社です。
豊島屋さんの創業は、明治27年(1894年)の8月10日(ハトの日)なので、今から130年近くの歴史がある老舗です。
名物鳩サブレーは、明治30年ごろに初代店主がたまたま海外からの客人からいただいたお菓子を食べて、その美味しさに感動し、自らも新しいお菓子を作りたいと考えたのが始まりです。
そして初代店主は原材料やその配合について試行錯誤し、ようやく納得のいくレシピを完成させました。
なお、なぜ鳩がモチーフになっているかというと、初代店主は鶴岡八幡宮を崇敬していたため、本殿の扁額の「八」の字が鳩の抱き合わせになっていることをヒントに、鳩をモチーフにしたそうです。
豊島屋さんは鳩サブレーの製造販売だけではなく、和菓子・洋菓子・パンの製造販売や、喫茶店やカフェの経営を鎌倉駅周辺の直営店で行っています。
ということで(?)今回は、美味しい鳩サブレーを販売してくれていることに感謝の意味も込めて、豊島屋さんが鎌倉周辺で営業している直営店をすべてめぐってみました。
ちなみに、直営店をめぐったところで何か特典があるわけではないのであしからず。
完全に、個人で目標立てて、ハイキングのように楽しんできただけですw
直営店めぐり
コース順序
私はJRの北鎌倉駅からスタートし、北鎌倉店→御谷休憩所→本店→八十小路→置石→扉店→電車移動で逗子店→鎌倉に戻り長谷大仏前店→梶原店でゴールし、湘南モノレールの湘南深沢駅まで歩き、帰路につきました。
北鎌倉駅前店
それでは、豊島屋直営店めぐり、北鎌倉駅の西口からスタートです!
豊島屋北鎌倉店は、駅のすぐ目前にあります。
早速鳩サブレーを購入し、1枚食べてから次の御谷休憩所へ向かいます。
御谷休憩所
次は、鶴岡八幡宮の北側に隣接する御谷(おやつ)休憩所を目指します。
御谷は鎌倉の地名で、読み方は「みや」でも「みたに」でもなく、本当に「おやつ」と読みます。
御谷休憩所は、北鎌倉駅前の道路を鎌倉方面にひたすらまっすぐです。
建長寺も通り過ぎ、さらにまっすぐです。
トンネルを抜けると、まもなく御谷休憩所です。
御谷休憩所に到着しました!
北鎌倉店からは徒歩で20分ほどですね。
こちらが御谷休憩所の入口です。
鶴岡八幡宮には何度も参拝していて、こちらの御谷休憩所も利用したことがあるのですが、今回のプランを立てた際に、豊島屋の直営店だということを初めて知りました。
これまでは、鶴岡八幡宮の休憩所で鳩サブレーが販売されているという認識でした。
店内にはベンチやテーブルが置かれ、鎌倉ハイキング中の休憩にバッチリです。
こちらの休憩所だけの限定商品、御谷の杜というアイス最中を食べてみます。
バニラは完売だったのでチョコ味をいただきます。
この鳩が2羽向かい合ったデザインは、鶴岡八幡宮の扁額の「八」という字にソックリですね!
↑ 参考に、こちらが鶴岡八幡宮の扁額です。
さっそく割って食べてみました。
中のチョコアイスは甘さは控えめとなっていて、美味しくいただきました。
本店
お次は豊島屋本店です。
御谷休憩所からのルートは、鶴岡八幡宮の横or境内を通って、若宮大路という大鳥居正面の道を進んでください(徒歩10分弱です)。
本店には、鳩サブレーや和菓子の他、鳩サブレーグッズが販売されています。
本店内には大黒様の像が祀られています。
こちらの矢口餅という和菓子は本店限定ということで、鳩サブレーではなくこちらを購入しました。
豊島屋菓寮 八十小路
次は、本店の裏手にある八十小路(はとこうじ)です。
本店横の細い道を抜けるとすぐです。
豊島屋さんに祀られている稲荷社です。
老舗菓子店の敷地内に祀られているお稲荷さん…、ご利益すごそうです…。
細い道を抜け、こちらが八十小路の入り口です。
八十小路では、和菓子を中心としたメニューをいただくことができます。
店内は、お座敷ではなくテーブル席になっていますが、和を感じる雰囲気でまとまっています。
人気商品のわらび餅を注文しました。
これまで見たことがあるわらび餅とくらべて粒が大きくて、弾力もあって美味しかったです!
わらび餅は冷たい甘味の印象だったんですが、こちらでは注文を受けてから作るそうで、出来立ての温かいものをいただけます。
なお、八十小路さんは休日になると行列ができるほどの大人気店なので、鎌倉旅行プランを立てるときはご注意ください。
洋菓子舗 置石
今度は、本店から若宮大路の鳥居を挟んで目の前にある、洋菓子舗置石です。
こちらは休日に行列ができていたのを見たことが有りましたが、豊島屋さんの直営店だったんですね。
1階はケーキや洋菓子の販売を行っています。
今回は2階のカフェに行ってみます。
鳩サブレーのイメージカラーの黄色と白を基調とした店内です。
おすすめの席は、ズバリ窓際カウンター席です!
鶴岡八幡宮の第二の鳥居と段葛の入口を真横で見ることができます。
店名と同名のお菓子、エクレア「置石」をいただきます。
エクレア生地はサクサクしたタイプで、さらにアーモンドの食感も楽しめる名品ですね。
置石ではさらに、豊島屋直営店ならではのソフトクリームが販売されていて、1階入り口横の窓口で注文できます。
ミルクソフトクリームに鳩サブレーが練り込まれていて、これも美味しかったです。
なお、2階カフェで注文はできないようなので注意。
それにしても、甘いもの食べすぎてもうお腹いっぱいになってきました…。
鎌倉駅前 扉店
続いて、鎌倉駅東口すぐ近くの、鎌倉駅前扉店です。
扉店では1階に鳩サブレーを始めとした菓子とパンの販売を行っています。
3階にはパーラーもありますが、満腹具合的にまた今度…。
扉店では、キューブタイプのあんパンが珍しかったのでお土産に買ってみました。
逗子店
逗子店には、距離的に徒歩は厳しいので鎌倉駅から電車を利用しました。
JR横須賀線で1駅、逗子駅にやってきました。
逗子駅から出て右の道(なぎさ通り)を進んでいきます。
逗子駅からは徒歩で1~2分で豊島屋逗子店に到着です。
こちらでは鳩サブレー単品を購入しました。
ちなみに鳩サブレーは、各店で1枚ずつバラでも購入することもできます。
長谷大仏前店
逗子駅から鎌倉駅に戻り、先ほどとは逆の西口側から出ました。
今度の長谷大仏前店は、鎌倉駅からそこそこ距離があるので、江ノ電を利用して長谷駅まで行くのがベストです。
でも私はもちろん歩きます!
鎌倉駅からつづく御成通りを進んでいきます。
御成通りを出るとすぐ、かつて江ノ電の駅だった、大町停留所跡があるので、右折して大通りを進んでいきます。
ひたすらまっすぐまっすぐ大通りを進んでいきます。
長谷観音前の信号まで来たら右折です。
さらに歩くこと5分、豊島屋長谷大仏前店に到着です。
長谷大仏前店の名前の通り、道路の向かいは鎌倉大仏で有名な高徳院です。
鎌倉の超有名スポットをしっかりとカバーしている…、豊島屋さん恐るべしw
こちらでは、他の店舗では見かけなかった、そば粉を使ったお菓子、銭洗いの泉を購入してみました。
梶原店
では最後の、梶原店を目指して歩いていきましょう!
長谷大仏前店の坂道をさらに進んでいきます。
この区間は、ゆるやかですが上り坂が多いです。
この区間も、ずっとまっすぐですね。
こちらの、梶原交番前の信号まできたら右折です。
豊島屋梶原店に到着しました!。
長谷大仏前店からは、徒歩で25分程でした。
こちらでは、鳩サブレーの期間限定缶、エピソードにゃんを購入。
鳩サブレー8枚入りです。
みんなの鳩サブレースタジアム
帰路につくため、湘南モノレールの湘南深沢駅を目指します。
先ほどの梶原交番前の道に戻り、さらに直進します。
湘南モノレールが見えてきました。
深沢の信号まできたら、右折して湘南モノレールに沿って進みます。
湘南モノレール深沢駅に到着しました。
梶原店からは徒歩で約25分でした。
湘南モノレールは大船と江ノ島を結ぶ線で、大船はJR線、江ノ島は少し歩くと江ノ電と小田急線に乗り継ぐことができます。
そして駅入り口手前には、みんなの鳩サブレースタジアムというスポットがありました!
ここは、民間有志で始まったスタジアム運営事業を、豊島屋さんが支援してネーミングライツ(命名権)を有しているスタジアムのようです。
ここは事前に下調べせずにたまたま見つけた場所で、豊島屋めぐりをしている時に見つけられたのは、嬉しい偶然ですね。