今回はガジュマルシリーズ第二弾!昨年の初夏には植え替えの手順を紹介しましたが、今年はガジュマルの枝葉をすべて切る、通称「丸坊主」と、枝葉以外の見えてる部分を全部土に埋めたらどうなるか?の実験をしてみました!
ガジュマルにいろいろやってみる
ハンドルネームのもとにもなっている観葉植物ガジュマルですが、その可能性にかけていろいろやってみたい欲求にかられました!
昨年は、ホームセンターで買った小さなガジュマルの植え替えを記事にしましたね。
ガジュマルの成長時期は初夏から秋にかけてですので、いろいろとチャレンジするにはいまが一番いい時期です。
今回はガジュマルの枝葉を全部選定する丸坊主と、枝葉は残して、これまで見えていた幹(のように見える根っこ)を全部埋めてみる実験をしてみます!
丸坊主チャレンジ
丸坊主ってどういうこと?
文字通り、伸びている枝葉をすべて剪定することです。
観葉植物は枝葉が伸びてきたりすると、剪定して見た目を整えたりすることがあります。
とくにガジュマルは枝葉をほとんど切ってしまう(=丸坊主)ような大幅な剪定をしても、しばらくすると新しい芽がでてくるほど丈夫な植物とされているので、今回チャレンジしてみることにしました!
丸坊主の効果
丸坊主は、枝をリセットして好みの枝の生え方を目指すだけでなく、ガジュマルが乾燥や水、肥料のやりすぎ等などが原因で枯れたり調子を崩してしまったような時に、枝葉にいくはずだった栄養が本体に蓄えられることで回復を狙う効果が期待できます。
丸坊主にするガジュマルは、ダイソーさんで購入した300円のガジュマルです。
ダイソーでもガジュマルが売ってるという話を聞いて、ずっと探していたんですが、春先になってようやく見つけました!入荷するかどうかは店舗によるみたいですね。
ちなみにこの子は、買った当初は丸坊主にする予定はなく、普通に植え替えて成長を見守るつもりでした。
こちらが買ってきてすぐ植え替えた状態です。
よくよく見ると、光の当たり方の影響か、枝の伸びる方向がナナメになっています。
また、枝先も切られていて、これ以上は上に伸びないようになっていました。
うーん、これは…よし!それなら!
いざ丸坊主に!
剪定ばさみを使って、片っ端から枝を付け根から切っていきます!
一本目を切るときは少々勇気がいりましたが、慣れてくると躊躇せずガンガンと剪定を進めることができました(なかばヤケクソ?w)
枝を切るときは普通のはさみじゃなくて剪定用のはさみを使ったほうがスパッと切れて切り口がきれいになるので、ガジュマルに与えるダメージが少なくなるそうですよ。
ガジュマルは枝を切ると白い樹液がでてきて、人によっては肌につくとかぶれたりすることもあるそうなので注意してくださいね。
枝を全部切り落として丸坊主にした直後です!枝も葉っぱもゼロ、まさに丸坊主。
切ったばかりのときは切り口が緑色ですが、数日すると色が落ちて茶色くなりました。
もう後にはもどれない…。どうなることやら…。
2週間後
なにか変化がないかと毎日観察していましたが、丸坊主から約2週間後、ついにうっすらと緑色の新芽がでてきました!
よかったぁ、さすがに丸坊主は初めてだったので、新芽が出ずに枯れてしまったらどうしようと実は心配だったんです。
どこから新芽が出てくるかワクワクしていましたが、結果としてはもともと枝のあった部分の周辺から出てきました。
栄養の通り道がガジュマル内にできているんでしょうね、きっと。
1ヶ月後
丸坊主から約1ヶ月後の6月上旬には、新芽が成長し、葉がどんどん出てきました!
このタイミングで、固形の肥料をおいてみました。
枝が全くないときに肥料を与えても、逆に栄養多すぎて調子を崩しそうだなーと思ったので肥料は与えていませんでした。あえていうなら、これまでは土にもともと含まれている肥料のみですね。
ガジュマルがもっとも成長するのは梅雨に突入してからです。
なのでこれからが成長の本番!どれだけ伸びるか楽しみです。
この子の名前はどうしよう?新元号の令和になってから新芽が出て成長してきたので、令子ちゃんと呼ぶことにしますw
すべて埋めてみる
埋めたらどうなるか予想
よくお店で見かけるガジュマルですが、幹のように見えている部分は実は根っこなんです。
販売されているガジュマルは、ガジュマルのおもしろい根っこの形を活かすべく、生産業者さんが土中の根っこを見えるように引き抜いて、そこから枝葉を生やしたものです。
しかし、空気中にでてしまった根っこは、なかなか大きくはなりません。
やっぱり土中で栄養を吸収しないと成長しないんですねぇ…。
ということで、もう一度根っこを土に埋めれば、根っこ部分が再び成長するんじゃないかなーと予想しています。
植え替え・埋める
今回埋めてみるガジュマルは、昨年植え替え記事にしたガジュマルです。
大きさ確認用に、今回もギャンを添えておきます。
枝は伸びたものの、葉が黄色くなったり落ちてしまったりで、思ったほどワサワサ葉が成長しなかったんですよね…。
グングン成長するだろうと思って意気揚々と昨年記事にしたのに、ちょっと残念。
原因としてはおそらく、水はけを良くするために素焼鉢にしたんですが、逆に水はけが良すぎて慢性的に水不足になってしまっていたんじゃないかな~と思います。
鉢から出してみた状態です。
根っこは鉢内部にそってグルっと伸びていますね。
ざっと土を洗い流してみた状態です。
土に埋まっていた部分は、ポコッと膨らんでいました!
すぐ上の土からでていた部分も少しは太くなっているようですが、埋まっていた部分に比べると成長は微々たるもの。
やっぱり、土に埋まっていた部分は本来の根っこの役割として、養分を吸収して太くなるようですね。
今回の実験は、全部埋めることによって、全体的にこの膨らんだ状態にできるんじゃないかなーという目論見です!
さっそく埋めていきます!
今回の鉢は、プラスチックの長鉢(6.3号サイズ)です。
素焼鉢は使い方にもよると思いますが昨年の結果を鑑みて採用せず、今回はプラスチック鉢にします。
もともと土が水はけが良いタイプなので、鉢の排水性はそこまで心配しなくていいのかも?
また、長鉢にしたのは全部埋めるにはある程度の深さが必要なためです。
土を入れていく際に時々、ゼオライトという鉱石を混ぜていきました。
ゼオライトは、有害物質を吸収することによって水質を良くする、土壌を改善するという効果があり、結果として根腐れ予防が期待できるステキ素材です。
家には他にも観葉植物がありますが、その効果を期待してだいたいの観葉植物の土に混ぜています。マイブームってやつですねw
ゼオライトはダイソーさんのような100円ショップでも売っていますよ。
全埋め完了!
頂点の切り口部分は雑菌が入ってもいけないので念のため、ギリギリ土からでている状態にしています。
…もう、パッと見では何の植物かわからないですねw
2ヶ月後
こちらが約2ヶ月後の6月上旬の様子です。
深い緑色の葉がワサワサと生い茂って、頼もしい感じになっています!
葉を支える必要があるためか、枝部分も太くなってきています。
昨年は使わなかった液肥を使ってみた効果もあると思いますが、昨年ではあり得なかった成長っぷりです!
これは、これまで空気中にあった幹のような部分が「あれ、そういえば俺って根っこだったわ!」というのを思い出して(?)、本来の根っこの役割である栄養を吸収しはじめているんだと思います。
いままで2本の脚のような部分からしか栄養をとれなかったのが、全体から栄養をとることができるようになれば、そりゃあ成長効率アップしますよねぇ。
この子の名前は、埋太郎(うめたろう)と名付けました!
予定としては、来年の初夏頃に掘り出してみるつもりでいます。
その時、根っこ部分がどれだけ成長しているか楽しみです。
追記
今回の記事から約1年経過後の埋太郎と令子ちゃんの成長結果をまとめました。
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