この時期毎年恒例、ガジュマル記事!1年前に全て埋めてみたガジュマルの結果報告です!1年たって掘り起こしたガジュマルは、根っこの成長がとんでもないことなっていました…!
1年前の様子
現在の様子を見る前に、さっと1年前の埋める前の様子をおさらい。
1年前はこんな感じで、枝が細くてポキッと折れそうな感じだったんですよね。
埋める前の根っこは2本の脚のような感じで、だいぶO脚気味ですw
ちなみに、以前のブログでも紹介していますが、ガジュマルの特徴的なポコッとなっている部分は幹ではなく、実は根っこです。
土に埋まっていた根っこ部分は少しだけ太くなっていましたが、土から出ていた部分はあまり成長していないようでした。
そこで、見えている根っこを全部埋めてみて、全体的にこれぐらい成長させたいなぁと考えました。
こんな感じで、枝から上だけ見えるように深く埋めたのが、約1年前ですね。
枝の高さはだいたい15cmぐらいでしたでしょうか。
この全埋めしたガジュマルは、埋太郎と呼んでいますw
詳しいことは約1年前のこちらの記事にも書いてあるので、ご参考にどうぞ。
1年後の様子
では、埋めて1年後の様子を見ていきます!
こちらが全体のシルエットですね。
15cmぐらいしかなかったのが、ものすごく成長して、葉っぱがワサワサ、枝もそう簡単には折れないぐらいに成長しています!
もともとあった3本の枝の成長も著しいですが、枝分かれして生えた新しい枝も伸びていますね。
もはやギャンではてっぺんまで届きませんw
そこで、今回からちゃんとメジャーを用意して測ってみました。
地上にでている枝部分だけで約45cmですね。
1年で30cmほど成長しているようです。
土スレスレ、枝の付け根はこんな感じです。
鉢の底をのぞくと、隙間からモジャモジャと根が溢れ出ています。
これは鉢の中の根っこも、かなり大きくなっていると期待できそうですね…!
掘り起こした結果
ではついに、掘り起こし開始してみます!
鉢から出してみた状態はこんな感じです。
根っこが全体的に広がっているし、土が固まっているので鉢から出しても崩れませんね。
鉢底から出ている根はそのままだと取り出せなかったので、必要最低限だけカットして慎重に取り出しました。
ええ~…、何このぶっとい根っこ…。
1年前は枝の付け根にこんなの生えてなかったよ…?
軽く土を崩してみたところ、埋めた部分が見えてきました。
すごい、これは想像以上に肥大化しているのでは…。
ホントはこんなにガシガシ土を落とす必要はないんですが、実験ですからね。
バケツに水はって、土をおとしていきます。
できるだけ根っこを傷つけないようにやさしくやさしーく。
そして
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土を落とした状態はこうなっていました!
なんじゃこりゃあ!?って感じですねw
埋めた部分は全体的に肥大化し、2本の脚みたいだった部分は隙間がなくなっていました。
土が詰まってるだけかと思って割りばしでつついてみたんですが、どうもしっかりと肥大化して隙間なくギッチリしているんですよね。
O脚を無理やり肉でごまかすかのような…w
枝の付け根から新しく生えた根っこはこんな感じでした。
3本の枝の付け根それぞれに新しく生えてるんですよね。
根っこの生えかたにもガジュマルの生存本能というか意思があるとしたら、枝や葉に効率的に栄養を送るためにこういう生え方をしているんでしょうか?
私としては元々の部分の肥大化よりも、こっちの新しい根っこの出現に神秘を感じましたね。
すごいぞ埋太郎…!
また埋めてみる
そんな埋太郎ですが、また埋まってもらいましたw
ちょっと面白くなってきてしまったので、実験継続です。
鉢は一回り大きく、6.3号の長鉢から、8号の長鉢にしました。
今回使った土は、いつも通りの観葉植物の土+ゼオライトという根腐れ防止の鉱石に加え、マグアンブKという緩効性の肥料を混ぜ込んでみました。
昨年までは土の上に置く固形肥料と液体肥料を併用していましたが、今回は土中の根っこにもダイレクトに効くように試してみようと思います。
来年の今頃、もっと成長していることを期待してみますw
埋めるメリット・デメリット
ここまで埋めてみて1年の結果をみてきましたが、メリット・デメリットをまとめてみます。
まずメリットですが、①普通にガジュマルを育てているだけでは中々成長しない根っこ部分が肥大化して迫力アップ、②根っこ全体で栄養をとるので枝葉もグングン成長する、といったことがありますね。
ガジュマルでっかくしたい!という方にはかなりおススメな育成方法だと思います!
デメリットとしては、ただひとつ…、ガジュマルの特徴的な根っこが隠れてしまって、見た感じ面白みが半減…ってことでしょうか。
うーん、それは致命的な気がするぞw
ただ、1年ほど根っこが見えない状態を我慢して、翌年からは掘り起こした状態にすれば、太く成長した根っこが楽しめるかなーと思います。
丸坊主から1年後
そうそう。埋めてみる実験の他に、枝を全部切って丸坊主にすることにもチャレンジしていましたね。
こっちも1年後の様子を報告します!
こちらが昨年春先に枝を全部切って丸坊主にした状態です。
それが1年たってこうなりました!
新しい枝が令和になって生えたので、「令子ちゃん」と呼んでいますよ。
立派に枝が生えてきて嬉しい限りです!
ただ、枝の生え方が比較的横向きで、置くときちょっと場所をとるんですよね…。
そこで、今年も丸坊主になってもらいました。
切り口は、トップジンMペーストという、剪定した枝の切り口の保護剤を塗布。
これまで使ってなくても問題おきたことないんですが、試しに塗ってみました。
今回は、枝を数cm残しておいているので、そこから真上に新芽が生えてきてほしいな~という希望をもっています。
あと、新芽伸びてきたら定期的に剪定もしてみようと思います。
剪定を定期的にやったほうが、小さくこんもりとした樹形になるという話もききますし。
伸ばしっぱなしは埋太郎だけで十分ですw