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渋谷区千駄ヶ谷【鳩森八幡神社】で都内最古の富士塚を登拝する!

明治神宮からも近い、渋谷区千駄ヶ谷の鳩森八幡神社(はとのもりはちまんじんじゃ)を紹介します!鳩森八幡神社のみどころは、有形民俗文化財に指定されている都内最古の富士塚と、将棋を技術向上を目指す人々の聖地的存在の将棋堂、さらに鳩の形をした鳩みくじです。

 

 

御由緒

鳩森八幡神社は、貞観2年(860年)に慈覚大師円仁が関東を巡っている途中、この地域の村民の強い願いにより、神功皇后・応神天皇の御尊像を作り、八幡宮としたことが始まりです。

あれ?慈覚大師円仁は天台宗のお坊さんだったはず…。

私のブログでも、千葉県の芝山仁王尊の紹介の時にお名前がありましたし。

現代は神仏分離となっている日本ですが、当時は神仏習合の文化だったからでしょうか。

神道のほうもお任せ!ってライトな感じで依頼を受けたかはわかりませんがw

なお、鳩森というちょっと変わった神社名の由来はこのようになっています。

慈覚大師円仁が御祭神を勧請する以前から、ここには神様が宿る小さな祠があり村民に敬われていたそうです。

この祠が「鳩森」と名付けられていて、これは、この地の林の中では瑞雲(めでたいことが起こる前兆の珍しい雲)がたびたび出現していて、ある日、白い雲が降りてきたのを見た村人が林の中に入ると、白い鳩がたくさん飛び去ったというエピソードがあるそうです。

この不思議現象によって、この場所に鳩森と名付けた祠を作ったということですね。

でもこの話…、白い鳩の群れを白い雲と見間違えただk…ゲフンゲフンwww

御祭神

御祭神は、慈覚大師円仁により勧請されたされた神功皇后応神天皇の2柱です。

応神天皇は八幡様として親しまれていて、かつては武神とされていましたが、現在は生活に密着した守り神とされています。

神功皇后は、応神天皇の母神です。

御朱印

鳩森八幡神社では、2種類の御朱印をいただくことができました。

こちらが鳩森八幡神社の御朱印です。

 

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青と赤の鳩マークがかわいいですね。

日本国旗の印が押されていますが、こちらは参拝日が祝日だったので特別に押されているものかもしれません。

 

こちらは、富士塚の浅間神社の御朱印です。

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参拝記録

アクセス

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鳩森八幡神社の最寄り駅は東京メトロ(地下鉄)副都心線北参道駅です。

北参道駅は出口が数か所ありますが、2番出口が最寄りのようです。

なお、北参道駅という駅名ですが、これは明治神宮の北参道のことを指しています。

なので今回、私は東京メトロは利用せず、明治神宮を参拝後に徒歩で鳩森八幡神社へ向かっています。

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2番出口から地上へ出たら左折して、千駄ヶ谷三丁目の信号を目指します。

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信号を左折したら、ひたすらまっすぐ進みます。

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 鳩森八幡神社の鳥居前に到着!

北参道駅からは徒歩で5分ぐらいでした。

鳥居周辺

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石造の鳥居をくぐり、参拝開始です!

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鳥居をくぐり、参道を進みます。

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 左側には大きな御神木がありますね。銀杏の木でしょうか。

将棋堂

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参道左側には、将棋堂という、珍しいお堂がありました。

実は鳩森八幡神社のすぐお隣には、日本将棋連盟の本部となっている、将棋会館があります。

そのため、鳩森神社と将棋連盟は従来から深い関りがあり、昭和61年(1986年)に両者の協力のもと将棋堂が建立されることとなりました。f:id:gajuwo:20201003214115j:plain

お堂の中には大きな王将の駒が奉納されています。

こちらの駒は欅製で、高さは1.2mとのこと。

社殿周辺

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手水舎新型コロナ対策として柄杓を使わない方法で手水ができるように加工されていました。

ほとんどの寺社でこのように柄杓が撤去されていますが、やっぱり、柄杓が恋しいですよねぇ…。

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手水舎のすぐ近く、こちらが鳩森八幡神社の拝殿です!

うーん、立派な松が写りこんでしまってますね、写真ヘタクソですねぇ私。

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こちらの社殿は復興されたもので、かつての社殿は昭和20年(1945年)に戦災によって消失してしまったそうです。

現在の社殿は、昭和56年(1981年)に完成、さらに、かつての姿に復元するため建設工事を行い、平成5年(1993年)に竣工したものです。

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本殿部分は、後に紹介する神明社付近から見ることができます。

富士塚

鳩森八幡神社は境内に大きな富士塚があることでも有名です。

鳩森八幡神社の富士塚は、千駄ヶ谷の富士塚と呼ばれ、東京都の指定有形民俗文化財になっています。

歴史としては、寛政元年(1789年)に作られたといわれていて、大正12年(1923年)の関東大震災の後に修復はなされているものの、東京都内に現存する富士塚では最古のものです。

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こちらが富士塚入り口の鳥居です。さっそく登ってみます!

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手すりはあるものの、安定した靴で登らないと少々危ないかもしれないですね…!

富士山なめたらアカン。

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少し登ったところにあるこちらのお社は、冨士浅間神社の里宮です。

冨士浅間神社の御祭神は木花咲邪姫命(このはなさくやひめのみこと)で、富士山信仰の神とされています。

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頂上に近づくにつれてより険しく…。

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ついに頂上、奥宮へ到着!岩のくぼみの中にお社があります。

頂上もだいぶ狭いので、気を付けて参拝します。

なお、頂上付近のみ富士山の溶岩石が使われているそうですよ。

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頂上から境内を眺めてみました。

社殿の奥にはビル群が見えます。

境内は木々が多くて静かな印象だったので忘れていましたが、すぐ近くは都会でしたね。

摂末社

続いて、鳩森八幡神社の境内に鎮座する摂末社を紹介していきますね。

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こちらは、天照大神を祀る神明社です。

もともとは千駄ヶ谷太神宮として近隣の地域に鎮座していましたが、明治41年に末社としてこちらに遷座されました。

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こちらは甲賀稲荷社です。

甲賀ってなんだ?忍者?と思ったんですが違うようでw

江戸時代に甲賀組という武士の集団があり、その武士たちが崇敬していたのが神社名の由来のようです。

かつては青山の御鉄砲場付近に鎮座していましたが、明治18年に練兵場設置のため、こちらに遷座されました。

鳩みくじ

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鳩森神社では、ちょっと個性的なおみくじがあります。

その名も鳩みくじ!かわいい鳩デザインのおみくじです。

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結果は吉!

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鳩みくじは境内のおみくじ掛けに結ぶことができますが、私はデザインが気に入ったのでお持ちかえりしましたw

所在地等

所在地  東京都渋谷区千駄ヶ谷1-1-24

アクセス他

  • 東京メトロ副都心線「北参道駅」から徒歩5分
  • 都営大江戸線「国立競技場駅」から徒歩5分
  • JR総武線「千駄ヶ谷駅」から徒歩5分
  • 電話番号  03-3401-1284