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鶴岡八幡宮から御祭神を勧請、横須賀市【鴨居八幡神社】を参拝!駆逐艦村雨の碑も要チェック

横須賀市の神社巡り記事3つ目は、鴨居八幡神社(かもいはちまんじんじゃ)を紹介していきます!鴨居八幡神社はこの地域を治めていた三浦一族が、源家の命によって鎌倉の鶴岡八幡宮から御祭神を勧請した神社です。また、飛地境内として少し離れた場所に駆逐艦村雨の碑があるので、こちらも是非。

 

 

御由緒

鴨居八幡神社は、養和元年(1181年)に当時三浦半島を治めていた三浦一族が、鎌倉の鶴岡八幡宮の御祭神を分霊したことで創建されたと伝えられています。

養和元年といえば、先に紹介した叶神社と同じ創建年ですね。

平安時代末期の武将、三浦大介義明の第4子の多々良四郎義春という人物が鴨居の領主として他の三浦一族とともに三浦地域で威勢を張っていた頃、源家の命を受けてここに神社を創建したそうです。

明治6年(1873年)には村社となり、明治42年(1909年)には、県知事から幣帛(へいはく=お供え物、金銭等)を送られる神饌幣帛料供進神社に指定されました。

御祭神

八幡神社といえば御祭神は八幡様ですね。

八幡様は一般的によく呼ばれるお名前で、正式には誉田別尊(ほんだわけのみこと)といい、これは、応神天皇の生前のお名前です。

八幡様は、いまでは生活に密着した守り神として親しまれていますが、もとは武神として信仰されていたため、鎌倉幕府からも厚く信仰されていたんですね。

さらに、鴨居八幡神社では、素戔嗚尊(すさのおのみこと)もお祀りしてしています。

素戔嗚尊は神話ではヤマタノオロチを倒したヒーロー的存在ですね。神界にいたころはかなりわんぱく(控えめな表現)だったそうですがw

参拝記録

アクセス

鴨居八幡神社は、京急バス(観音崎行orかもめ団地行)の「鴨居」バス停すぐ目の前です。

私達は東叶神社を参拝した後に京急バスの「新町」バス停から向かったので10分弱の乗車時間でしたが、浦賀駅からは約15分ほどかかるようです。

鳥居

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鴨居八幡神社の第一の鳥居はこちら!

道路に面した場所にある、白くて目立つ鳥居ですね。

奥には第二の鳥居があり、その間が駐車場となっていますが、おそらくこれは神社の駐車場ではなく、鳥居横の飲食店のものだと思います。

ちなみに神社の駐車場は社殿近く、境内の中にスペースがありました。

 

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鳥居の正面には、鴨居港という港になっています。

防波堤に囲まれているので波も穏やかそうな印象です。

ここも良い眺めですねぇ…。

 

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第二の鳥居は、かなり古そうな、歴史を感じるものでした。

 

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振り返って鴨居港方面を見てみるとこんな感じです。

手水舎

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鳥居をくぐって左側には手水舎がありました。

ちょっと変わった形の、なんというかこう…、オシャレデザインな感じが良いですね。

 

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鳥居の後ろには御神木が立っていて、銀杏の樹かなーと思います。

枝から下に伸びているコブのようなものが特徴的ですね。

これはおそらく気根と呼ばれる根の一種で、うちで育てているガジュマルにも生えていて、伸びてくるとちょっと嬉しいですよw

そういえば、春先に記事にしたガジュマル、どんどん枝葉が伸びてきてます。

来年の春にまた状況報告したいですね。

社殿

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鳥居の真正面、こちらが社殿です。

社殿は木造のものでまだ新しそうに見えるんですが、とくに近年建て替えたといった情報はないので、改修して木材を磨きなおしたりしたんでしょうか。

摂末社

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鴨居八幡神社では摂末社として、菅原道真公をお祀りする天神社と、

 

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稲荷社が鎮座しています。

社務所

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社務所は社殿の右側にあります。

御朱印はこちらでいただきました。

 

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サイクルスタンドが社務所の横にありました。

サイクリストの方には嬉しいですね!

鴨居八幡神社は、実は「ツール・ド・御朱印」という企画に賛同している神社で、専用の御朱印帳があったりと、サイクリストさんウェルカム!な神社のようです。

ツール・ド・御朱印は、東京都品川の下神明天祖神社が考案した、平成30年9月に始まった、まだ新しい企画だそうです。

現在賛同している神社は10社で、専用御朱印帳を入手し、自転車で走って神社へ向かい、10社の御朱印を集めましょう、というものです。

スタンプラリーじゃんこれ…とは一瞬思ったんですが、サイクリングと寺社巡りってすごく相性が良さそうだし、この企画に挑戦したサイクリストさんが寺社巡りに興味もって、他の寺社も巡ってくれたら良いですよね。

そうそう、サイクリング、ロードバイクで思い出したのが、アニメ「ろんぐらいだぁす!」なんですが、ふと検索したら、ろんぐらいだぁす!2話では浦賀駅がスタート地点でしたね(残念ながら鴨居八幡神社方面はルートではなかったようですが…)。

駆逐艦村雨の碑

次は、駆逐艦村雨の碑へ向かいます。

こちらは鴨居八幡神社から歩いて10分ほどのところにある慰霊碑で、旧日本軍の駆逐艦「村雨」の乗組員の英霊を慰霊するため、元乗組員の方々が中心となって昭和57年に建立されたものです。

急になんで軍艦の話?艦これネタ?思われるかもしれませんが違うんです…!

こちらの慰霊碑のある場所は、鴨居八幡神社の飛地境内として平成12年3月5日に登記されていて、離れてはいますがれっきとした鴨居八幡神社の境内です。

と言いつつも、艦これの村雨ちゃんかわいいのでよく編成していますが…。

軍艦の名称や戦歴等、関心をもったきっかけがゲームや漫画であっても、戦没者に敬意をはらって慰霊碑に手を合わせ、戦争について考えていくことは悪いことではないですよね?

 

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鴨居八幡神社のバス通りからまっすぐ、案内表示があります。

こちらから細い住宅街の道にはいって、数分進むと慰霊碑に到着します。

 

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こちらが駆逐艦村雨の碑です。こちらの慰霊碑にも手を合わせます。

ここに慰霊碑を建立したのは、村雨が出陣したのがここ浦賀だったからでしょうか。

毎年、3月5日には慰霊碑の前で慰霊祭が行われているそうです。

なお、登記も平成12年3月5日、毎年の慰霊祭も3月5日となっていますが、これは駆逐艦村雨が昭和18年の3月5日にソロモン諸島で撃沈、乗組員119名の方々が散華したことから、この日付となっているようです。

 

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慰霊碑のすぐ後ろに、佛崎山観音寺というお堂があります。

すぐ近くに観音崎という、いまは県立の自然公園にもなっている地域がありますが、その地名はこの観音寺が由来となっているそうです。

明治13年(1880年)になると、観音崎に陸軍の砲台が造られるためにこちらに移されました

さらに、昭和61年の火災で本尊を含めてすべて焼失してしまい、いまはこちらのお堂のみとなっているそうです…。

御朱印

 

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こちらが鴨居八幡神社の御朱印です。

実は当日、七五三で参拝していたご家族がいたりと忙しそうだったのですが、笑顔で対応していただいて、とても嬉しかったです。ありがとうございます!

所在地等

所在地  神奈川県横須賀市鴨居3-5-5

アクセス他

    • 京急線「浦賀駅」下車、京浜急行バス(観音崎行orかもめ団地行)で「鴨居」バス停下車すぐ
    • 駐車場あり
    • 電話番号  046-841-0383