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免震設計による安心感抜群の安産祈願の神社!東京都中央区日本橋【水天宮】への参拝

今回は日本橋にある水天宮(すいてんぐう)の紹介です!平成28年に新社殿になったばかりの、安産・子授けのご利益がある神社です。新社殿になるにあたって施された免震設計も注目ポイントです。

 

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御由緒

水天宮(日本橋にある当社)は、文政元年(1818年)、港区赤羽にあった有馬藩邸に当時の藩主が福岡県の久留米城下に鎮座していた水天宮の御分霊を藩邸内に祀ったのが始まりです。

また、水天宮の総本社は福岡県久留米市にあります。水天宮の総本社は、平家に仕えていた女官が、平家一門とともに入水した安徳天皇、建礼門院、二位の尼の御霊を、ささやかな祠で祀ったことを起源としています。 

御祭神・ご利益

御祭神

  • 天御中主大神(あめのみなかぬしのおおかみ)
  • 安徳天皇(あんとくてんのう)
  • 建礼門院(けんれいもんいん)
  • 二位の尼(にいのあま)

天御中主大神は、日本の神々の祖先神で、安産・子授けのみならず、さまざまなご加護があるとされています。

安徳天皇、建礼門院、二位の尼は、平家にゆかりのある人物です。

歴史の勉強みたいになりますが、まず、二位の尼は平清盛の正室(正妻)で、名前は時子といいました。清盛の死後に出家し、従二位という位を得たため、二位の尼と呼ばれています。

次に建礼門院は、平清盛と二位の尼との間に生まれた子で、名は徳子といいました。18歳で高倉天皇の中宮(天皇の妻の呼称のひとつ)となります。建礼門院という名は安徳天皇が生まれてからの名です。

安徳天皇は高倉天皇と建礼門院との間に生まれ、わずか3歳で天皇に即位しました。実権は祖父の平清盛がにぎっていたそうです。祖母である二位の尼にかかえられ入水し、命を落としていますが、その時わずか8歳だったそうです。

 

ご利益

安産・子授けのご利益があり、その由来は、江戸時代に水天宮を参拝した妊婦が、鈴の緒(鈴帯)を腹帯にして安産祈願をしたところ思いのほか安産だったため、この話がウワサを呼び、安産・子授けのご利益が広まっていきました

なお、この鈴帯の逸話から、水天宮では安産御守として御子守帯(みすずおび)を授与しています。 

参拝写真

では、水天宮の境内をまわっていきますね。

水天宮は、平成28年4月に社殿などを新造、境内の免震工事をしたので、すごくキレイな境内です。

 

正面入口階段です。こちらを登ると、すぐに鳥居、社殿が見えます。

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御由緒書は正面入口にあります。

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正面階段の横から入ることもできます。人形町方面から歩いてくると、正面にまわるよりもこちらのほうが便利ですね。

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階段をあがってすぐ、左右に青銅の狛犬像があります。

水天宮の狛犬、かなりデカイんですよ! 

体高1.5mぐらいありそうで、そもそも、左の狛犬の足元に戯れている子狛犬の大きさが、一般的な狛犬像と同じぐらいじゃないかな~と思います。

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なお、こちらの狛犬像はブリジストン創立者の石橋正二郎氏によって1967年に奉納されたものとのこと。

 

狛犬を通り過ぎ、左を見ると手水舎があります。
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龍の彫像がカッコイイです。参拝者が多いので、柄杓も多く用意されていますね。

 

手水舎でお清めを済ませたので、参拝列に並びます。節分効果で参拝列がすごい…。

人の多さにあっけにとられていたら、鳥居の写真を撮るのを忘れてしまいましたw

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水天宮へのお参りを済ませたので、つぎは日本橋七福神の1つである寳生辯財天(ほうしょうべんざいてん)のお社へお参りします。

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こちらに祀られている寳生辯財天は、一般的な辯財天と異なり、琵琶を持たず、剣や弓矢をもっているそうです。女騎士っぽくてカッコイイですね、オタク心をくすぐられます。

毎月5日と巳の日には扉が開き、ご神像をみることができます

正月期間に参拝したときも開いていた気がするんですが、もっと目に焼き付けておけばよかった…。

 

辯財天のお社の後ろには、子宝いぬの像があります。

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いぬの像の周りには十二支が配置されているのですが、自分の干支をなでると安産・子授け・無事成長など様々なご利益があるそうです。

こちらの子宝いぬも大人気で、参拝の行列ができることもあるそうです。

 

少し戻って手水舎のすぐ横には、安産子育河童の像があります。

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子河童が親河童の肩と胸元とふくらはぎのところにいますね。

皆さん水をかけてご祈願していました。

 

末社である、火風神社高尾神社秋葉神社のお社です。

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御守・御札・御朱印・御祈祷などはこちらの神札所で授与・受付をおこなっています。

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節分の日だったので特設ステージが二階テラスと1階外に用意されていました。

私はもう少し早い時間に参拝しましたが、ゲストを呼んで15時頃から豆まきを行うそうです。

一般参加で豆まきもできますが、予約制で、大人ひとり5,000円とのことでした。

 

ベビーカー置き場も社殿すぐ横にあります。

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小さい子を連れた参拝者には嬉しいサービスだと思います。

 

水天宮の免震設計

水天宮に施された免震工事がどうにも気になったので調べてみました。

水天宮境内の社殿等の建替、及び境内全体の免震工事は、平成30年に江戸鎮座200年を迎える記念事業として、竹中工務店により施工されました。

 

水天宮公式ホームページにも説明イラストがありましたが、より詳細な構造・技術の説明図が、施工を行った竹中工務店のホームページにありました。

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竹中工務店公式ホームページより引用

境内の地下全体が一体的に免震技術が導入されているんですね、すごい…。

てっきり、社殿は社殿だけ、神札所は神札所だけなど、それぞれの建物が別々に免震化されているのかと思っていたのですが、まさか全体が免震化されているとは…。

もし地震が起きたような場合には、避難所としても活躍しそうですね。

御朱印

こちらが水天宮でお受けできる御朱印です。各500円だったと記憶しています。

御朱印は、神札所(境内入って右側の建物)でお受けできます。

神札所が開いている時間帯は午前8時から午後6時までです。

私が参拝したときは、階段を上がって3階でお受けしました。

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まずは水天宮の御朱印です。

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こちらは江戸鎮座200年記念の御朱印です。金色で書かれた水天宮の文字がキレイです。

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こちらは、書いてある文字をそのままとらえると平成30年限定のようなのでご注意を!

 

境内に鎮座する寳生辯財天(ほうしょうべんざいてん)の御朱印です。

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寳生辯財天の御朱印その2です。

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寳生辯財天様、すげぇ強そう…、笑顔が逆に凄みを感じる…。

 

日本橋七福神の辯財天の御朱印です。

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辯財天の御朱印、種類が豊富でなんだか楽しくなりました。

ふと、ガンダムのプラモデルのカラーバリエーションが思い浮かびました。

所在地・アクセス

所在地  東京都中央区日本橋蛎殻町2-4-1

アクセス

  • 東京メトロ半蔵門線「水天宮前駅」5番出口より徒歩1分
  • 東京メトロ日比谷線「人形町駅」A1出口より徒歩6分

水天宮は有料ですが駐車場も40台分用意されています(午前7時~午後5時まで利用可)

しかし、混雑が予想される日があるため公式HPでは、なるべく公共の交通機関を利用してくださいとの案内があります。 

 

平成28年に新しく建て替わったばかりの水天宮、正面階段からはじまり参道、社殿、神札所、すべてがキレイで心地よかったです。

古くから現存する社殿の神社ももちろん好きですが、水天宮のような新しく建て替わった社殿も良いですね。

また、神札所の中の待合室にはベンチがたくさんありました。

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水天宮全体が、安産・子授けの神社として妊娠中や、小さい子を連れた方にとても優しい作りになっていると感じました。

 

日本橋七福神めぐり、次は松島神社へ向かいます。

www.odekake-yuruota.com

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