千葉県銚子市をはしる、銚子電鉄の展開しているオンラインショップを紹介します。銚子電鉄はこれまで幾度も工夫によって経営危機を乗り越えてきた強者ですが、今回の新型コロナによる利用客減はかなりダメージが大きいようです。
私の地元は銚子市の近隣だったので、銚子電鉄は小さいころから慣れ親しんだ存在です。
ホントは銚子電鉄に実際に乗って観光したりお土産買って応援したい気持ちはあるのですが、ピークは過ぎた(?)とはいえ、やっぱり新型コロナが気がかりなんですよね…。
なので、せめてブログで応援しようと思い、記事にしてみました!
銚子電鉄とは
銚子電鉄についてざっくりと紹介します。
銚子電鉄とは、千葉県銚子市を走る、全長6.4㎞の路線をもつ電気鉄道です。
公式HPの沿革によると、大正12年(1923年)7月から会社は営業を開始し、電車運転開始は大正14年(1925年)7月となっていて、あと数年もすると100周年ですね。
銚子電鉄はかつて、通勤や観光の他、全国的にも有名な醤油メーカーであるヤマサ醤油の輸送業務を行っていました。
しかしながら、高度経済成長期にマイカーが普及すると乗客はどんどん減少し、赤字経営に転落してしまいます…。
そこで、「およげたいやきくん」のブームに乗るため、副業でたい焼きの製造販売を始めました。
銚子電鉄の駅の1つ、観音駅ではたい焼きを中心とした軽食の売店があり、寄ったら必ずといっていいほど買っていました。
いまは観音駅の売店は残念ながら閉店してしまいましたが、その代わりに犬吠(いぬぼう)駅に売店が新設されています。
たい焼き効果で窮地は脱したものの、銚子からの人口流出により銚子電鉄の利用客はさらに減少し、追い打ちをかけるようにバブル崩壊によって親会社が倒産し、資金面でのピンチを迎えます。
このピンチを乗り越えるため考案したのが、銚子名物だったぬれ煎餅の製造販売でした。
このぬれ煎餅販売が大ヒット!ついに鉄道事業での収入を上回るようになり、経営が安定し始めました。
鉄道事業収入を上回るとなるともはや副業ではなく本業なのでは…?
と思っていたら、次のseasideさんのツイートをみてください。
銚子電鉄さん、本業は何だよって言われがちだけれど帝国データバンクの分類は米菓販売だからね pic.twitter.com/TREtTaQzKN
— seaside (@seaside_rs) June 11, 2020
やっぱり米菓販売業として認識されているwww
銚子電鉄の財政状態
たい焼き、ぬれ煎餅でピンチを乗り越えてきた銚子電鉄ですが、先述の親会社の社長が銚子電鉄名義で2億円の借金をして、業務上横領で逮捕されるという事件がおきました。
それにより2億円の借金に加え、補助金凍結、銀行からの融資もストップ。
さらに、車両や鉄道設備の老朽化、東日本大震災の影響による観光客減少など、困難な事態は続きます。
もともと顧問税理士だった竹本氏が銚子電鉄の新社長に就任して、補助金を復活させたり、工夫を凝らした販売戦略(経営ピンチを逆手に取った自虐ネタなど)を展開し事業を継続していますが、それでも銚子電鉄は慢性的に金欠状態とのこと…。
また、今年は特に現在進行形で新型コロナ問題もあり、かなりピンチなんじゃないかな…と思っています。
オンラインショッピングで応援
子供のころからずっと慣れ親しんできた銚子電鉄を応援したい…。
そこで私は銚子電鉄のオンラインショッピングで商品を買って応援することにしました!
先日、オンラインショッピングを利用して購入したものはこちらです!
今回購入したのは経営危機を救ったぬれ煎餅と、経営状況がまずいというニュアンスで2年ほど前に発売し、そのネーミングでちょっと話題にもなったまずい棒ですw
味は不味い訳ではなく、某スナック菓子に商品名以外にもよく似ていて美味しいですよ。
箱いっぱいに買いすぎじゃないかと思われたかもしれませんが、6,000円以上購入すると送料無料になるので、たくさん買ってみましたw
さらに、銚子電鉄社長の手書き(のコピー)お礼状も同封されていました。
取り扱っている商品ラインナップは、今回私が注文した食品類の他、銚子電鉄の車両がデザインされた御朱印帳、カットレール(実際に使用していたレールをカットしたもの)、線路の石など、様々なので、ぜひ一度公式ページを是非みてほしいです。
線路の石ってなんだよ?という方は公式の紹介動画を観てみてください。
ええ、まぎれもない線路の石ですw
銚子電鉄のオンラインショップは下記のリンクです。
ぜひぜひ、購入してみてくださいね!
また、銚子市へのふるさと納税でも、銚子電鉄を応援できます。
寄付金の使い道の中に、銚子電鉄の運行維持を支援という項目があったので、そちらをどうぞ!