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静岡県熱海市【走湯神社】から伊豆山神社まで837段の石段を踏破!古泉【走り湯】は一見の価値アリ

熱海の伊豆山神社の参道は、駅からバスで行ける鳥居前よりももっと海沿いから続いているって知ってます?伊豆山神社の参道は、走り湯と呼ばれる横穴式の源泉近くから続いていて、伊豆山神社の本殿までの階段数はなんと837段!今回はその走り湯と、走り湯を守護する走湯神社、そして長く続く伊豆山神社参道を紹介します!

 

 

御由緒

走湯神社というよりも、源泉の走り湯の御由緒を紹介していきます。

走り湯は、今から1200年ほど前の奈良時代に発見された、全国的にも珍しい横穴式の源泉です。

普通の温泉の源泉掘るときの作業は、地面に対して縦に掘っているイメージですよね?

しかし、この走り湯は発見された時から、山腹から横に湧き出ていたんだそうです。

走り湯という名称は、この勢いよく湧き出た湯が海岸へと飛ぶように流れ落ちる様子からつけられました。

この湧き出す湯は、病気を治し長寿になるといわれ、古来から神格化し、信仰の対象とされてきました。

その信仰の中心が伊豆山神社であり、今回紹介する走湯神社は、走り湯の源泉を守護する神社となっています。

御祭神

走湯神社の御祭神は正哉吾勝勝速日天穂耳尊(まさかつあかつかちはやひあめのおしほみみのみこと)です。

天之忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)の古事記での呼び名で、伊豆山神社の御祭神と同じです。

参拝記録

アクセス

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熱海駅に朝8時頃に到着!

参拝者が多そうな寺社を満喫するには、朝はやーく参拝するに限るんだ!

走湯神社には、熱海駅からバスに乗って向かいます。

 

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熱海駅に隣接したバスターミナルの⑤乗車口から東海バスに乗り、逢初橋(あいぞめばし)バス停で下車します。

 

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熱海駅から逢初橋にはバスで約10分、170円でした。

 

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逢初橋バス停に到着!

 

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バス停の名前にもなっている逢初橋というのは、バス進行方向に少し進んだ所にある橋です。

古代、伊豆半島で船が難破し、漂着した姫と伊豆山の一男神が出会った場所がこの付近だったというエピソードからこの名で呼ばれています。

 

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で、走湯神社へのルートですが、逢初橋とは逆に進み、ガソリンスタンドのところを左折して、坂をくだっていきます。

 

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坂を道なりに進んで約5分、海沿いまで下りてきました。

 

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左折して、うみのホテル中田屋さんを目指して進むと、走り湯に到着!

走り湯

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では、日本三大古泉といわれる源泉の1つ、走り湯に行ってみましょう。

 

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走り湯の手前の、この階段から伊豆山神社の参道はスタートしています。

 

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こちらは役小角(えんのおづぬ)という仙人の石像です。

走り湯は、この役小角が見つけた源泉だというエピソードが残っています。

役小角は、鬼神を従わせる力をもつ仙人でしたが、その優れた力をもつあまり、都で好き放題していたそうです。

しかし、この走り湯で修行してからは立派な仙人になったそうですよ。

 

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こちらが走り湯の入り口です。

この洞窟の中に源泉が沸いているんですね。

 

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走り湯の由緒書石板もありました。洞窟に入る前によく読んでおきましょう。

 

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ではさっそく中に…、うわ!蒸気がすごい!熱い!蒸し暑い!

恥ずかしながら洞窟内で一人で騒いじゃいましたw

 

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奥に進むとボコボコと源泉が沸いていました。

 

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私のスマホカメラでは全く写りませんでしたが、突き当りには小さな鳥居や祠のようなものが見えた…ような気がします。

湯気で自分自身の目も信用できないw

それにしても、スマホが蒸気で壊れなくてよかった。

日本製スマホは頼もしい。

走湯神社

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走り湯のちょうど真上には、走湯神社が鎮座しています。

走湯神社は走り湯の守護神ですからね、最適な場所ですね。

 

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社殿は木造で、比較的小さめのものでした。

 

伊豆山神社参道石段

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ここからは伊豆山神社に向かってひたすら石段をのぼっていきます。

 

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ときどき後ろを振り返ると、大きく広がった相模湾を一望できます。

水平線付近には、熱海港から船でいけるリゾート島の初島も見えますね。

初島は恋愛ゲーム「ラブプラス」のゲーム内イベントに登場していて、行ってみたいと常々思ってはいたんですが、まだ行ったことないんですよね…。

 

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住宅や旅館に挟まれた石段・通路をひたすら進みます。

 

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信号のある道路、国道まででてきました。

伊豆山神社参道の看板もでていますね。

ここまでで、石段は220段登ったことになります。

 

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国道から先が特に長い!

次の目標の市道までは448段あります、がんばりましょ。

 

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ひたすらひたすら石段を登りますが、不思議と飽きがこないんですよね。

まっすぐな道のりですが、周囲の雰囲気が少しずつ変わっていくからでしょうか?

 

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このあたりが648段、市道の周辺ですね。

少し先には伊豆山神社の鳥居が見えています!

 

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右にある建物は公民館のような建物で、ありがたいことに公衆トイレもありますね。

こちらの公衆トイレ、きれいに管理されていて良かったです♪

 

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壁面には伊豆山神社にまつわるエピソードや、昔と今の参道比較が紹介されていました。

参道は、昔も今も位置はほとんど変わっていないんですね。

 

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ついに伊豆山神社の鳥居前に到着!

でも、これからさらに登って、伊豆山神社の本殿、さらには山道を登った先の本宮がゴールです。

俺たちの戦いはこれからだ!w

打ち切り漫画かな

御朱印

走湯神社には社務所や授与所等は無く、御朱印はいただけないようです。

伊豆山神社の授与所でもいただけないと思います。

所在地等

所在地  静岡県熱海市伊豆山604-10

アクセス他

  • JR線「熱海駅」から東海バス乗車、「逢初橋」下車、徒歩約5分

 

今回紹介した走り湯から続く伊豆山神社参道、そして以前紹介した本殿、さらには本宮をめぐってみて、伊豆山神社の端から端までコンプリートできました!

八時半ぐらいからスタートして、本宮を参拝するころにはお昼頃になっていましたが、とても充実した参拝でした。

当日は伊豆山神社の後はどうするか決めていなかったんですが、体力とヒザの様子的には大丈夫かなーと思ったので、次は熱海駅の1つ隣の来宮駅すぐ近くの来宮神社にも参拝しました!