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神奈川県の花【ヤマユリ】を育てるin神奈川縣護國神社。球根購入から開花、花後まで

神奈川國護国神社の境内で、ユリの王様ヤマユリを育てました。ヤマユリは神奈川県の県花で、神奈川県の英霊を祀る神社にはマッチしていますね。球根から開花、花後までを記事にまとめました。

 

 

神奈川県の花、ヤマユリ

ヤマユリは、7月ごろに白い花弁に赤い斑点のある大きな花を咲かせるユリの品種です。

 

そんなヤマユリですが、実は神奈川県の県花に指定されてます。

日本特産のユリで、花径が20cmを越え、むせかえるような強烈な香りが特徴で、ユリの王者ともいうべきものである。

ユリの花の美しさは古代人も注目したようで、古事記にもその名がみられ、万葉集には山野に自生する百合を庭に移し植えたという大伴家持の歌がある。
1861年に欧州に紹介され、真っ白な花被片の中央の黄金色の線が好まれたようで、英名では黄金色に光る百合という名がつけられた。神奈川県の県花に指定され県民に愛されている花である。

 

観光かながわNOW HPより引用

神奈川國護國神社は、神奈川県の英霊を祀る神社なので、神奈川県の県花が境内に咲いていたらきっと英霊も喜んでくださるはず

そういうことで、球根を買って育ててみました!

購入から開花、そして花びらが落ちた後のケアまでを紹介していきますよ。

球根の購入

9月下旬、ホームセンターよりヤマユリの球根を9つ購入しました。

球根売り場にはテッポウユリその他のユリの球根も売っていましたが、ヤマユリは特に人気の品種なのか、入荷が少ないのか、在庫は他に比べ少なめでした。

裏面には育て方が載っていました。実際に植える際に参考にします。

球根開封!

湿度がある程度キープできるよう、土と一緒にパッケージングされています。

これがヤマユリの球根です。ゴツゴツしててかっこいいですね。

球根の頃から、王の貫禄を感じます。

大きさは球根部分だけで5cmぐらいですね。根も合わせたら10cmぐらいです。

球根の保存

実際に植えるのは10月の予定なので、購入日の9月下旬からなんとか半月ほど保存しなくてはいけません…。さて、どうしよう。

調べたところ、おがくずやピートモスに入れて乾燥しないように冷暗所に保存する方法が良いようです。

そこで考えたのは、「擬似的に植えた状態を作ってしまう」作戦です!

おがくずがないので、種まき用の土を使ってみます。

ビニールポットの底にストッキングタイプの三角コーナー袋をいれて、砂が落ちるのを防止します。

そこに土をいれて、乾燥しないように定期的に霧吹きしつつ、ベランダの直射日光が当たらない所に置き、さらに遮光ネットをかけて保存しました。

なお、ベランダに置いたのは風通しのためです。

乾燥もダメですが、蒸されすぎもダメかなと思ったからです。

ヤマユリ球根植え

いよいよ、境内へ球根植えを開始します。

植える際に参考にしたのは、先程の球根パックの説明文と、神奈川県川崎市麻生区の、ヤマユリ植栽普及会さんの記事を参考にさせていただきました。

川崎市麻生区:ヤマユリを育ててみよう(麻生ヤマユリ植栽普及会の例)

なおヤマユリは、川崎市麻生区の、区の花となっています。

川崎市麻生区には、百合ヶ丘という地域があるほど、かつてはヤマユリは区の様々な場所で自生していたそうです。

10月中旬、神奈川縣護國神社の境内に、3箇所に分けて植えました。

ヤマユリは薄明るい雑木林のような場所が生育に適しているそうですが、境内では、時間帯によっては直射日光があたる場所しかなかったです。

植える位置の目星をつけます。

それぞれ、30cmぐらいスペースをあけて植えていきますね。

植える場所を20cmほど掘り返して、土を入れ替えていきます。

今回用意した土は、腐葉土と球根用の土、そして肥料です。

まず初めに肥料を穴の底の方に適量撒いて、その上に現地の土+腐葉土+球根用の土をミックスして植えました。

球根植え完了!

植えた場所がわかるように、目印をつけておきました。

これなら、目が出たときに間違って刈ってしまうことも防げますね。

ここも夏場は雑草すごいんですよ…。毎年雑草と戦っています。

ヤマユリ球根の冬越し

11月下旬には、冬の保温・霜対策として地表に腐葉土と木材チップでマルチング(カバー)しました。
球根は地中ですが、地表の温度が下がりすぎてもダメらしいです。

ヤマユリ発芽成長

植えてから約半年後の4月上旬、ヤマユリの芽が生えてきました!

マルチング効果で、ヤマユリ周辺は雑草の繁殖が抑えられていますね。

これがヤマユリの芽か…。力強さを感じますね。

夏に近づくにつれてどんどん成長しています。

晴れが続いて暑い日は乾燥が心配なので、時々、週末に水やりに来ていました。

こちらは6月上旬の様子です。

雑草は厄介ですが、この時期は発芽前の冬とは打って変わって、ある程度放置しています。

これは、雑草で日陰を作って、土の温度が上がらないようするためです。

自然と生えてしまう雑草、せっかくなので有効活用していきましょう。

6月下旬ごろになると、大きな蕾ができていました!

蕾は15cmぐらいの大きさでした。さすがユリの王様ですね。

これぐらいになると、開花も間もなくでしょう。

ヤマユリ開花

そして7月上旬、ヤマユリ開花です!

白地に赤い斑点、美しいですね。

匂いも、近づくとほのかにいい香りがしていました。

1株につき3つほど花をつけてくれました。

3箇所に分けて植えたヤマユリは、無事にすべて開花までいってくれました。

余談ですが、9個植えたはずなのに、なぜか10本生えてきたんですよねw

そういうこともあるんですねぇ。

ヤマユリの花後のケア

7月の中旬になると、花びらはすべておちて、房だけになっていました。

ヤマユリは見頃は7月のはじめ頃から1、2週間ぐらいのようです。

花びらが落ちた後は、先端の房になっている部分を取り除きました。

なんか、美味しそうですよねw

この房は中に種が入っていて、そのままにすると養分が種にとられて地中の球根が大きくならないそうです。

球根が大きくなって、来年さらに多くの花をつけてほしいと思ったので取り除きました。

球根は地中にこのままで、様子をみながら来年にも期待ですね。

来年もきれいに咲いてくれることを願っています!

そして球根の買い足しも検討中で、いずれはヤマユリの名所を目指します!…と勝手に宣言してみる。

所在地等

所在地  神奈川県鎌倉市台4-1199-19

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