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弁財天を祀る離島の神社、静岡県沼津市【淡島神社】への参拝!Aqoursファンはぜひ!

静岡県沼津市に鎮座する淡島神社(あわしまじんじゃ)の参拝記録です。淡島神社は、あわしまマリンパークという水族館がある、駿河湾の淡島という離島に鎮座しています。また、アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」作中に登場し、多くのファンが参拝しています。

 

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御由緒

淡島神社の創始は明らかになってはいません

古来より、本社を安芸の宮島で有名な厳島神社のように仰ぎ、淡島弁財天として海上安全・大漁祈願のご利益を祈願して、駿河湾の海の守り神として崇められてきました。

そのため、宝永5年(1707年)には、弁財天神社として社殿が建立された経緯があります。

しかし、明治時代の神仏判然令により仏教的な存在である弁財天を神社として祀ることが難しくなり、現在の淡島神社(厳島神社)の社名となりました。

御祭神

淡島神社の御祭神は市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)です。

市杵島姫命は、神仏習合によって、七福神の弁財天と同一の存在とされています。

余談ですが、市杵島姫命は日本神話の宗像三女神の一人であり、その中でも特に美人とされている神様です!

市杵島姫命(≒弁財天)は、金運技芸の神様とされています。

紹介文にもちょっと書きましたが、淡島神社は「ラブライブ!サンシャイン!!」というアニメに登場しています。

神社へ向かう階段が、トレーニングコースとなっているんです。

ラブライブ!は、スクールアイドルと呼ばれる女子高校生のアイドルグループが、高校生アイドルの頂点を目指すというものなのですが、その子たちが技芸(歌や踊り)の神様を祀る神社へ通う…、うん、納得です!

 

参拝記録

アクセス

淡島神社は、駿河湾にある淡島という離島の山頂に鎮座しています。

ここで注意事項ですが、淡島へは連絡船に乗って向かうことになりますが、連絡船のみの利用は出来ず、あわしまマリンパークの入場券(大人1,800円)を購入して乗船する必要があります。

これは、1980年代に淡島全体がリゾート開発され、あわしまマリンパークを中心としたリゾート施設として扱われているためのようです。

せっかく入場料払うなら、淡島神社の参拝も、マリンパークも両方楽しんだほうがおトクですね!

連絡船を降り桟橋を渡ったら、左に歩いていきます。

淡島神社はカエル館のさらに先にあります。

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鳥居・参道

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鳥居に到着しました!

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鳥居をくぐったら、早速階段になっていました。社殿のある山頂へ向かいましょう。

なお、「ラブライブ!サンシャイン!!」では、Aqours(スクールアイドルグループ名)の子達が駆け上がっていましたが、実際には走るのは禁止です。

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途中、「がんばって」といった看板に励まされます

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しばらく登っていくと、立入禁止の場所を発見しました。

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こちらは、ロープウェーの駅と展望台があったようです。

かつてはロープウェーで淡島と対岸は結ばれていましたが、2008年頃に休止され、現在は立入禁止区域となってしまっているようです。

約10年前か…、乗ってみたかったなぁ…。

 

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だんだん、階段がけわしくなってきました。

これ余裕でランニングしてる果南ちゃんすげぇや…。

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途中、ロックテラスという場所の案内がありましたので寄ってみますね。

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進んだ先には、すばらしい眺望が広がっていました!

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ロックテラスには、ベンチもありますよ。

あ、ここって、ラブライブ!サンシャインでダイヤさんと花丸ちゃんが話をしてた場所かぁf:id:gajuwo:20180603013001j:plain

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神社へのルートに戻り、先に進むと、亀岩という巨石があります。

亀岩の上には、大黒様が3人いらっしゃいました。

私は参拝後に降りている時に発見しました。登ってるときは後ろや上を振り向いてる余裕がなかったです。

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社殿まであと130m付近に休憩スペースがありました、ちょっと休憩。

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さらに進むと第二の鳥居が見えてきますが、参拝最後の難関がこちらの石切段です。

石切段は、積み上げた段ではなく、淡島全体を型どる大きなピラミッド型の頂点部分の岩を、神社造営当時の人々が苦心して手ノミで削ってつくったものとされています。

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石切段を登りきると、ようやく第二の鳥居に到着!

第一の鳥居から、30分ぐらいで到着できました。

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大黒様も祀られていました。社殿への参道には祠や石碑がいくつもありました。

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絵馬もたくさん納められています。ざっとみてみると、ほぼラブライブ!ファンの納めた絵馬ですね。

ちなみにこのイラスト入りの絵馬、あわしまマリンパークのショップで取り扱っているものです(私ももちろん買いました)。

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手水鉢がありました。もう使われていないようですが、うーん、横にゴミ箱設置するのはいかがなものかと…。

社殿

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こちらが淡島神社の社殿です!

木造の、年季を感じる拝殿ですね。

そういえば、アニメですと社殿の裏手は海が見えるほどひらけていましたが、実際には林になっていて、とてもじゃないですけど裏には回れませんでしたね。

 

少し休憩したのち、淡島神社を後にしました。

下山も案の定、けっこう大変でしたw

 

淡島のその他のスポット

淡島をぐるっと周ってみた時に見つけたスポットも紹介します。

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淡島神社の鳥居から時計回りに歩いて、まず見つけたのがこちらの獅子岩。岩の下部が削れていますが、これは波の力で削られたもので、6,000年前はこの岩の位置が海岸線だったという調査結果があります。

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今は使われていないであろうヘリポート船着き場がありました。いつぐらいまで使われていたんでしょうか?

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ヘリポートすぐ近くには淡島遊歩トンネルがあって、島の反対側(連絡船のある方面)へ戻れます。

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トンネル内はこんな感じ。星や動物のイルミネーションがすごい!

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トンネルをでてさらに進むと、大諏訪宮の祠を発見。

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金比羅宮の祠も鎮座していますね。

金比羅宮も、航海や漁業のご利益があるとして信仰されていますね。

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島の泉と呼ばれる湧水もありました。

こちらの湧水でお金を洗うと財産や幸福が手に入るとされていて、俗にいう銭洗弁天ですね。

御朱印

淡島神社には社務所や授与所がなく、御朱印はいただけないようです。 

所在地・アクセス

所在地  静岡県沼津市内浦重寺476

アクセス

JR「沼津駅」から東海バス8番乗場「江梨・木負・大瀬崎」行に乗車。30分ほど乗車し、「マリンパーク」バス停で下車して徒歩1分で船着き場に到着です。

さらに、連絡船に乗船し、約3分ほどで淡島へたどり着くことができます。

淡島神社へは淡島側の船着き場からマリンパークを通り過ぎて30分ほど山登りをすることになりますので、歩きやすい靴、服装で参拝するようにしましょう。

 

なお、前にも記載しましたが、連絡船の乗船料金は、あわしまマリンパークの入園料金(大人1,800円)に含まれているため、参拝するには最低限この金額がかかります。

 

淡島神社、その他の淡島の見どころの紹介でした!

淡島神社は離島の山頂という、なんとも神秘的な場所に鎮座していますね。

今回は紹介していませんが、あわしまマリンパークの展示やイルカショー、カエル館も楽しいので、ぜひとも島をまるごと満喫してくださいね!