今回は私が寺社めぐりを始めた頃に読んで、御朱印集めや参拝作法などの知識を身に着けた、柴田かおるさんの「御朱印はじめました」という書籍を紹介していきます。書籍レビュー記事は初めてですね。新型コロナで外出自粛要請がかかっている現在、終息後にバンバン寺社めぐりできることを願いつつ改めて読み返してみましたが、寺社めぐり初心者に優しい、わかりやすくて良い本なんですよ。
書籍情報
- 書籍名 御朱印はじめました ~関東の神社 週末開運さんぽ~
- 著者名 柴田かおる
- 出版社 ダイヤモンド・ビッグ社
- 形式 コミックエッセイ
概要
今回紹介する「御朱印はじめました ~関東の神社 週末開運さんぽ~」は、イラストレーターの柴田かおるさんが、とあるきっかけ(ご本人としてはショックな)で御朱印集めを始め、関東の様々な神社を参拝していくコミックエッセイとなっています。
一番初めは東京の神田神社(神田明神)で参拝の作法を学び、そこから箱根、秩父、鎌倉、日光と、関東の様々な神社参拝のエピソードを紹介してくださっています。
そういえば、柴田かおるさんは一番最初の御朱印は神田神社でいただいたそうですが、私も最初の御朱印は神田神社だったんですよね。
なんかこう、勝手に親近感沸いちゃいましたw
おすすめポイント3つ
①神社参拝の基本がわかる
この本を書いた当時、柴田かおるさんは旅行は好きでいろいろな場所に行っていたものの、神社参拝の作法についてはよく知らず、御朱印についても「寺社でサインしてもらえるんだ~」ぐらいの認識だったようです。
なお、私もプロフィールに書いていますが、御朱印は「スタンプラリーみたいなもの」と当初は思っていた節があったりなかったり…。
でも、編集部の方やご友人、参拝した神社の宮司さん達とのふれあいで神社参拝の基本や、楽しみ方、御朱印に対する考え方を深めていくといった内容です。
ですので、御朱印とか神社参拝とか興味あるな~、新しい趣味として始めてみたいな~という方への入門にピッタリです。
入門書にありがちな「偉い人やベテランに教えてもらう」スタイルではなく、「同じ目線で学べる」スタイルが◎です。
②御朱印集めだけではない
タイトルは「御朱印はじめました」となっていますが、御朱印をバンバン集めよう!人気のカラフル御朱印もらって友達に自慢しちゃおう!というテイストの本ではないです。
前の項目とも少しかぶる話ですが、柴田かおるさんは御朱印を通じて神社参拝の楽しみ方も描いてくださっています。
例えば、その神社の御祭神の事だったり、境内の注目スポットのエピソードだったり、御朱印以外のことも盛りだくさんです。
せっかく参拝するなら、柴田かおるさんのように境内をじっくり見ながら、ゆっくり参拝したほうが楽しいですよね。
社殿に参拝してすぐに御朱印もらって帰っちゃうの、勿体ないと思うんですよ。
読み返して改めて思ったんですが、この本に寺社めぐり開始した初期に出会わなかったら、私の今の参拝スタイルというか参拝に対する考え方は違ってたかもしれないですね。
考え方のベースになってる感じがします。
③コミック形式で読みやすい
初心者向けの御朱印・寺社巡りの書籍はたくさん出版されていますが、「御朱印はじめました」は文章ではなくコミックエッセイ形式となっています。
私、昔から漫画が好きでよく読んでいるせいか、文章で事細かに書かれているよりも漫画形式のほうがストンと頭に入るんですよね。
今回の「御朱印はじめました」はなんと全編コミック形式!
コミックエッセイなんだからそりゃそうなんですが、私にとってはうれしい限り!
御朱印・寺社めぐりの入門書は多く出版されていますが、コミック形式が好きな方にはとても、おすすめです!
人によっては文章で紹介されているほうが良いという方もいると思いますが、まったく予備知識のない分野であれば、コミック形式やイラストが多い本が取っ掛かりとしては良いんじゃないかな~と思います。
それにしても、柴田かおるさんの描くイラストは、かわいらしくて読んでて癒されますね。
以上、柴田かおるさんの「御朱印はじめました」の紹介でした!
寺社めぐり始めて間もない方、興味はあるけどまだ始めるか考え中の方におすすめの書籍です。
もちろん、ベテランさんが読んでも「あ~、あるあるw」みたいなことが描かれてたりするかもしれませんよ?
ちなみに柴田かおるさんのブログを拝見すると、この書籍の発行からすでに数年たっている現在では、神社好きが高じて神社検定2級まで取得されているそうです。
ここまでくるともうすでに神社ベテランの域ですね…!
神社検定、私は2年前に3級をとりましたが、2級狙ってみようかな…という思いがフツフツと沸いてきましたw
↓こちらの「御朱印でめぐる関東の神社」という書籍は、「御朱印はじめました」と同時発売で、こちらにも柴田かおるさんの挿絵イラストが入っていますよ!